弔電を送る際に知っておくべきマナー|小さなお葬式のコラム

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作成日:2014.03.12  更新日:2015.07.23

弔電を送る際に知っておくべきマナー

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弔電を送る際に知っておくべきマナー

この記事は小さなお葬式が書いています

お葬式に参列できない場合、お悔やみの気持ちを伝えるために弔電を送りますが、
「宛先や差出人名はどうするのか」「どんな内容を書けばいいのか」など
送り方のマナーが分からず悩まれる方は多いと思います。

この記事では、突然の訃報で葬儀まで時間がない中でも、
スムーズに気持ちのこもった弔電が送れるよう、
送る時期や本文の内容、宛先・差出人についてなど、
弔電を送る際におさえておくべきマナーを各ポイントにまとめて紹介します。

弔電を送る時期

弔電はお葬式に参列できない代わりとして送るため、通夜や告別式に間に合うよう、遅くとも告別式開始の1時間前までには届くように手配する必要があります。

手配が間に合わない場合

手配が遅れ弔電が告別式開始までに間に合わない場合は、そのまま弔電を送るのではなく、喪家またはご遺族の方に電話で参列できない旨を伝え、後日改めて故人宅に弔問に伺い、直接お悔やみの気持ちを伝えるのがよいでしょう。

電話で伝える際は「本来ならば葬儀に参列して、ご霊前にご挨拶を申し上げたいところでございますが、諸事情により葬儀に参列する事が出来ないため、後日また改めて弔問に伺わせていただきます。」
と手短に伝え、長時間話をする事は避けます。

宛先・宛名・差出人について

■宛先について
弔電は葬儀が執り行われる式場に送ります。
事前に式場の住所と電話番号を確認しておきましょう。

葬儀を執り行う場所が分からない場合は喪家宛に送りますが、受取りに不備がないよう、送る際には一報を入れるようにしましょう。

■宛名について
一般的に弔電の宛名は喪主名にして送ります。
例) 友人の父親が亡くなった場合、母親が喪主であれば、「(母親の名前)様方」

また特定の個人に向けて送りたい場合は、喪主名の横に記載します。
例) 友人本人に宛てる場合は、「(喪主の名前)様方・(友人の名前)様」

斎場などでは複数の葬儀が行われることも多く苗字だけでは他家と混ざってしまう可能性もあるため、宛名はフルネームで記載するようにしましょう。
喪主が分からない場合は、「(故人名)様ご遺族様」「(故人名)様ご一同 様」宛でも問題ありません。

■差出人について
差出人の表記は遺族側が見てわかりやすいよう、差出人名の横に故人との関係を一言添えてあげるのが丁寧です。
例) 田中 次郎(○○大学 ○○年卒 学友)

学校・会社関係者など複数人や連盟で出す場合は、代表者と関係者の名前を記載するとよいでしょう。
例) ○○○○株式会社 ○○年入社同期一同 (代表:田中 次郎)
例) ○○○○株式会社 佐藤三郎(○○年入社同期)
            井上四朗(○○年入社部下)

弔電の申込み先について

弔電はNTT・郵便局・インターネットの弔電サービスで申し込む事ができます。

葬儀の日時が迫っている方・相談しながら決めたい方は、115番に電話をかけNTTを利用するのがおすすめです。
19時までの申込みであれば全国当日中の配達が可能で、メッセージなどが決まっていない場合でもオペレーターが臨機応変に対応してくれます。

また、時間に融通の利かない方は、24時間受付可能なインターネットサービスを利用するのがおすすめです。
WEBフォームからの申し込みになりますが、登録した情報は完成イメージとして提示されるため、どんな弔電が送られるのか確認しながら手配を進める事ができます。

依頼先によって当日配達可能な受付時間は異なるため、必ず葬儀の日程や時間を確認してから申込み先を決めるようにしましょう。

■弔電の料金について
弔電の料金は電報に記載する文字数と台紙の種類によって変動し、相場は3000円~5000円程度とされています。

台紙はメッセージカードのみもの、うるしや、ちりめんで装飾されたもの、花や線香が付随したものなど様々な種類がありますが、どの種類のものを選んでも失礼になる事はありません。

弔電本文の書き方で注意する事

弔電に記載する内容は決まりがあるわけではないため、自由に作成する事ができます。
ただし、書き方のマナーとして注意が必要な部分が2点あるため下記に紹介します。

①故人の名前は敬称で表す
故人に対して敬意や尊敬の念を込めるためにも、故人の名前は氏名ではなく、
以下のように敬称で故人との続柄を表現しましょう。

敬称の一覧

②忌み言葉は避ける
「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉の他、「九」や「四」のように音が不吉な言葉、「死ぬ」や「生きる」など直接的に生死を表す言葉は、忌み言葉として相応しくない表現とされており使用してはいけません

また、仏教以外の方に送る場合は、「仏」「冥福」「成仏」「ご愁傷様」「供養」「往生」「冥途」などの仏教用語は避けるようにしましょう。
キリスト教の方に送る場合は、上記に加え「お悔やみを申し上げます」という言葉は不要とされています。

宗教ごとに最適な弔電の文例

■故人が仏教の場合の文例

故人が仏教の場合の弔電文例

■故人が神道の場合の文例

故人が神道の場合の弔電文例

■故人がキリスト教の場合の文例

故人がキリスト教の場合の弔電文例

弔電マナーを守り、お悔やみと励ましの気持ちを伝えよう

弔電は故人に対してお悔やみの言葉を述べると共に、遺族に対する励ましでもあるもの。

参列できない場合に必ず送らなければならないというものではありませんが、故人との繋がりが深い場合には送るのが礼儀とされています。
また送る際は、弔電だけですませるのではなく、後日改めて弔問するまたは手紙を送る、などの配慮も忘れないようにしておきましょう。

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