FA宣言のオリックス・糸井 阪神移籍の意向伝える

FA宣言のオリックス・糸井 阪神移籍の意向伝える
プロ野球、オリックスからFA=フリーエージェントを宣言した糸井嘉男選手が21日、オリックスに対し、阪神に移籍する意向を伝えました。
糸井選手は、今月、FAを宣言し獲得に乗り出した阪神と交渉を続けていましたが、21日午前、大阪市内でオリックスの球団幹部と会談し、「4年間お世話になりました。阪神でプレーします」と、阪神に移籍する意向を伝えたということです。

プロ13年目、35歳の糸井選手は走攻守三拍子そろった外野手で、おととしには首位打者、今シーズンは盗塁王を獲得するとともに2年ぶり7回目となるゴールデン・グラブ賞も受賞しました。一方、得点力のアップが課題の阪神は今月11日に行われた糸井選手との初交渉で金本監督が同席し、「必要な戦力だ」と熱意を伝えていました。

オリックスの長村裕之球団本部長は「本人が取得した権利で、考えた末での結論なので新天地での活躍を期待すると伝えました。糸井選手の穴は大きいが、若手の競争に期待したい」と話していました。