蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】高校サッカー 正智深谷がPK戦制し3度目出場 3度目の正直で選手権初勝利を!!2016年11月21日 紙面から
◇埼玉県大会決勝 正智深谷1ー1浦和南(PK正智深谷4−3浦和南)正智深谷が窮地からはい上がって2年連続の全国切符を手に入れた。後半12分に先制するも、試合終了間際にロングスローからまさかの失点。全国へのドアノブに手を掛けていたが、一転どん底に落とされた。しかし、PK戦で勝利の女神が待っていた。 PKの5人目はMF田島帆貴(3年)。決めれば優勝が決まる。迷わず左下を狙ったが、防がれた。目を閉じていた小島時和監督(52)は「観客の声で外したと思った」。だが、GKが早く動いたという判定で蹴り直しに。田島は「自信があるコースだったのでもう一度いった」と再び左を射抜いた。劣勢をはね返した連覇に、小島監督は「勝利の女神がいた」と胸をなで下ろした。 決勝前夜。ベンチ外の3年生がメンバーへの思いをぶつけたビデオを見た。「楽しんでやれ」「勇気を持て」。ひと言ひと言が胸に突き刺さって、大会登録メンバーたちは号泣したという。PK戦で2本止めたGK戸田海斗(3年)は「自分もうるっときた。絶対に止めてやる」と気迫のセーブを見せた。 3度目の全国選手権出場となるが、いまだ未勝利。4大会前はオナイウ(現千葉)を擁したが、準優勝した京都橘に1回戦でPK負け。前回大会も初戦で敗れた。主将の小山開喜(3年)は「正智深谷の歴史を変えたい」と3度目の正直に意気込んだ。 (占部哲也) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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