垣花昌弘
2016年11月21日11時55分
稲刈りを終えた田んぼで、子どもたちがソフトボールの熱戦を繰り広げている。しかし、プレーに臨むのはかかし。日によってかかしの位置が変わり、ゲームが少しずつ進んでいるように見せる凝りようだ。
福岡県飯塚市鯰田のJR筑豊線・浦田駅のそば。建設会社会長の久保井伸治さん(65)が、地元でかつて開かれていた自治会対抗の小学生ソフトボール大会のユニホームで作った。
久保井さんはソフトボールチームの元監督。ユニホームは処分される予定だったが、「捨てるのは忍びない」と、にぎやかに繰り広げられた試合をかかしで再現し、地域を盛り上げようと、知人から田んぼを借りて2012年秋から始めた。顔は美容室から譲り受けたカット練習用のマネキン。スポーツ刈りにされたものもある。
「24時間ソフトボール大会」…
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朝日新聞社会部