秋深し。
このほど
辞書を買いました。
と言っても自分のものではありません。
これをヤクーツクへ送るのです。
長男に頼まれたのです。
研究社の和露辞典。
いいなあ。
ヤツは知らんだろうが、この辞書はその昔、私が欲しくて欲しくてたまらなかったけれど、結局手に入れられなかったもの。
貧乏学生には高すぎて買えなかった一品です。
露→和の辞書はないと話にならないので当然購入しましたが、和→露はなくてもなんとかなるため買わずに済ませていました。
通常の辞書よりもすごく高かったし、授業でも使わないし、自分にとっては贅沢品だったんですよね。
でも欲しかった!
どれくらい欲しかったかというと、自分の中にワロジショ(和露辞書)という単位ができたくらい欲しかった。
今月のバイト代は 4ワロジショ
原付自賠責は 1ワロジショ
飲み会で 0.5ワロジショ
帰省の費用は 0.8ワロジショ…
1ワロジショは8000円ぐらいだったのですが、とうとう買えずじまい。
憧れの辞書でしたね…
う…いや、待て待て、良く思い出せ。
そうだ、実は一度だけ買う機会があったんだ。
よし、ついに買おう!と大興奮したことがあったんだった。
じゃあなぜ買わなかったか?
これを買っちまったからです( ´ ▽ ` )ノ
今 押入れの奥から引っ張り出しました。
懐かしー!元気だったかー?
the ESSENTIAL KING CRIMSON
これに化けたのです。
なんか1ワロジショより高かったような…
でもでも、だって4枚組なんですよっ?
ベストなんですよっ?
ロバートフリップの自選(たしか)で、未発表音源収録(たしか)だったんです、たしか!
だから辞書は買えなかったのではなく、買わなかったのでしたー!
嘘つきましたー!
それにしても今思えば、プログレでベストっていらなくねぇ?
結局ほとんど聴かなかったし…
買うだけで満足しちゃったんだろうな~はっはっは(おバカ)。
さてさて、辞書だけ送るんじゃ芸がない。
『ホシイモノナンデスカ~?』と聞いてみると、
『乾電池と~、ひげ剃りの替え刀と~、爪切りと~、洗顔料と~...』って
...なんかつまんねーの。
『インスタントの味噌汁とか、カレールーとか入れる?』
わくわくしながら聞いてみたら、
『帰ったらすぐ食えるからいい。不要。』
...つまらん(`ε´)
この非国民めが。
ま、いいさ。
メインは辞書だもん。
昔買えなかった辞書も、ポチッと買えるようになったんだもん。
どーよ。
うちら結構すごくない、ねぇダンナ?
そういやダンナと付き合い始めた時、
心から愛する「King Crimson」の「太陽と戦慄」を本気でオススメしてしまい、
『ごめん、よく分かんなかった...』
ってドン引きされたのはいい思い出です。
(いや、Crimson は神ですよ?世の中の方々がご存知ないだけです)
とりあえずリクエストされたものは買うとして、他にもなんか入れたいな。
海外に送る手順も確認しなければ。
あーもう私だってそこそこ忙しいというのにまったく~(^^)
この美しい辞書も、きれいなまま届くように厳重にガードしてやろう。
自分で使えないのは残念だけど、そのうちおさがりで頂くことに決定だ。
私の参考書やら問題集やらを根こそぎ持って行った報いを受けるがいい。
長男 早く飽きないかな~。
それを楽しみに、まずは地道に単語を覚えるのだ。
くじけそうだけど...(・_・、)
キサマ...
フォローになってないだろ、この下手くそがっ!