[PR]

 作家の村上春樹さん(67)が、童話作家アンデルセンにちなむ「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」の受賞者に選ばれ、10月末にデンマークで開かれた授賞式に出席した。普段は公の場にあまり姿を見せない村上さんだが、セレモニーだけでなく現地の図書館や大学を訪れ、創作について語った。

 「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」などで知られるアンデルセンの生誕地、デンマークのオーデンセ。駅のそばの図書館で開かれたイベントに登場した村上さんは、約150人の来場者を前にゆったりと椅子に腰掛け、「35年前に書いた、とても短い作品を読みます」と英語で切り出した。

 「僕は自分の小説を読み返しません。読むと恥ずかしくなるし、今ならもっとうまく書けるはず、と思ってしまうから。でもこの話はよく読み返します」

 「四月のある晴れた朝に100…

有料記事こちらは有料記事です。無料登録すると1日1本記事をお読みいただけます。

有料記事こちらは有料記事です。無料登録すると1日1本記事をお読みいただけます。

有料記事こちらは有料記事です。無料登録すると1日1本記事をお読みいただけます。

有料記事こちらは有料記事です。無料登録すると1日1本記事をお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら