日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が復興庁と連携し、東北6県で開催する「地域の外とつながる情報発信」講座。アカデミック・リソース・ガイド リレーションズ・ストラテジストの鎌倉幸子さん(@1192_sachiko ) による『取材で話を「聞き出す」力』を、11月26日(土)に仙台市、27日(日)に福島県いわき市で開催します。両講座とも13時開始、15時30分終了予定です。
・参加には事前の申し込みが必要です。申し込みはこちらのフォームから
講座概要と、講師からのメッセージを紹介します!
<講座概要>
どうすれば取材でいい質問、そして、いいコミュニケーションができるのか。「人から話を聞き出す方法」について考える講座です。レクチャーでは、講師が学んできた「異文化コミュニケーション」を踏まえ、全員が他人であるという大前提を理解した上で、取材における事前準備の重要性について学びます。ワークショップでは、人の会話を聞いた瞬間に5つの質問を作るなどの「アクティブリスニング」という手法を体験することで、聞き方のコツや取材テクニックを学びます。
<講師の鎌倉幸子さんからメッセージ>
どうしても人に伝えたいことがあって、取材を行い、記事にしていく。でも取材をしながら、「本心を聞くことができているのだろうか」と不安になることもあるのではないでしょうか。今回はアクティブリスニングの手法を中心として人から声を聞きだす力についてお伝えする講座です。
ジャーナリストの仕事は「声なき声を伝える仕事」だと思っています。人道研究をしているHugo SlimとPaul Thomsonは”If being poor means having less of a voice, then being the poorest of the poor means being the most silent of all.” と述べています。翻訳すれば「もし少ししか声を発することのできない人を「貧しい」と意義付けるのであれば、最も貧しいひとは最も沈黙することを余儀なくされている人のことである」となるでしょうか。
東北の人たちの声に光を当てていきましょう。
<会場情報>
11月26日(土)13時から15時30分:宮城復興庁会議室(宮城県仙台市青葉区一番町4-6-1 仙台第一生命タワービル13階)
11月27日(日)13時から15時30分:いわき生涯学習プラザ(福島県いわき市平字一町目1番地ティーワンビル内)
<参加費> 資料代500円(アカデミック・リソース・ガイド代表の岡本さんの著書『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』が含まれます)
- 申し込みはこちらのフォームから
講座は、復興庁の「新しい東北」情報発信事業に選定された「ローカルジャーナリスト育成事業」の一環です。これまでの講座の様子は以下の記事から。