竜電が2連勝で五分に、4連敗乗り越え土俵際でも冷静「こっから先は精神力」

2016年11月21日8時0分  スポーツ報知
  • 北はり磨(手前)を寄り切りで破った竜電

 ◆大相撲九州場所8日目 ▽十両 ○竜電(寄り切り)北はり磨●(20日・福岡国際センター)

 山梨・甲府市出身の東十両13枚目・竜電(26)=高田川=が、北はり磨(山響)を破り2連勝。4勝4敗の五分に戻した。

 「昨日と今日は初日、2日目と同じように取れました」と笑顔を見せた竜電。新十両の2012年九州場所で右股関節を痛め9日目から途中休場したため、本場所の9日目以降は未経験だが「ここから先は未知の世界。緊張感を持ってやっていきたい」と気を引き締めた。

 幕内経験のある北はり磨の突きをいなした。「ちょっと受けちゃったけど、土俵際でも冷静でした」。右まわしをとって捕まえると「相手は押し相撲なので。四つに組んだら自分が上回ると思った」とじっくりと寄り切った。

 故障前からの支援者の応援が力になっている。この日の取組後には、3日目からの4連敗を心配したファンから「もう大丈夫だ」などと声をかけられた。「新十両に上がったときから、目をかけていただいている。そういう人がいるから頑張れるのかもしれないですね」と力に変える。

 疲労回復のため、部屋近くの温泉に通い、寝る前のストレッチは欠かさない。「こっから先は精神力」と勝負の後半戦に臨む。(秦 雄太郎)

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