十両・北太樹、北の湖前理事長の命日に6勝目「今日だけは勝ちたかった」
2016年11月21日6時0分 スポーツ報知
◆大相撲九州場所8日目 ○北太樹(外掛け)大翔鵬●(20日・福岡国際センター)
昨年11月20日に62歳で死去した元横綱で日本相撲協会の北の湖前理事長(本名・小畑敏満)の命日に、関係者が故人をしのんだ。八角理事長(元横綱・北勝海)は「人生で一番あっという間だった。やること、課題がたくさんある。周りの人に手伝ってもらってやっていきたい」と決意を新たにした。
部屋を継承した山響親方(元幕内・巌雄)はこの日朝、福岡・志免(しめ)町の稽古場で弟子らと黙とう。師匠が生前に座っていたのと同様に、座敷に座布団を2枚重ねて敷き「若い衆と飯食うのが好きだったからね」と話した。外掛けで6勝目を挙げた十両・北太樹は「今日だけは勝ちたかった。今場所は前半から調子がいい。師匠も見守ってくれているのかな」と思いをはせた。