2016年11月21日07時49分
岐阜市茜部(あかなべ)本郷2丁目の竹内勝利さん(73)宅で17日、一家3人とみられる遺体が見つかった。一家は主な収入もなく、身の回りの片づけができない生活状況に陥りながら、行政の介入を拒んでいた可能性が出ている。こうした人たちにどう支援の手を届けるのか、自治体は対策を模索する。
「ただちに支援が必要だという兆候も、本人からのSOSもなかった。ただ、もっと早く警察に通報していれば……」。市の担当者は振り返る。
捜査関係者によると、夫婦とみられる2遺体は死後2カ月ほど、長男の利和さん(43)とみられるやせ細った遺体は死後1週間程度が過ぎていた。家の中は新聞などが積まれ、浴槽にもごみがたまっていた。近隣住民らの話では、勝利さんと、障害があったという利和さんはともに無職。妻の由美子さん(71)が生計を支えていたが、今年3月に仕事を辞めたという。
市が一家への関与を始めたのは…
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部