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ドミニカ共和国から帰国した中日の森監督=成田空港で(北田美和子撮影)

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ドミニカ共和国から帰国した中日の森監督=成田空港で(北田美和子撮影)

 中日・森繁和監督(62)が20日、ドミニカ共和国などでの視察を終えて成田空港に帰国した。最大の補強ポイントである抑え投手獲得のメドが立っていないことや、野手との交渉に乗り出していることなどの現状を説明。また、ナゴヤ球場と沖縄・北谷で行われていた秋季キャンプが同日、終了した。 収穫はあったが、最高のプレゼントを持ち帰ることはできなかった。真っ黒に日焼けして成田空港の到着ロビーに現れた森監督が外国人補強の現状を説明。抑え投手の獲得について聞かれると、険しい表情になった。 「抑えなんかいないよ。どこにも」 毎年恒例となっているドミニカ共和国などへの視察。日本を出発した先月30日には「抑え投手が大前提」と発言。今年の補強ポイントは、抑え投手→内外野を守れる野手→先発投手、の順番で考えていることを明かしたが、視察したドミニカウインターリーグやキューバにはお眼鏡にかなう選手はいなかったようだ。 ただ、焦っているわけではない。初めて監督という立場での視察は例年より約半月早い帰国。22日の球団納会を含めて監督として球団行事に参加するためだ。さらに出発前には「ドミニカ(共和国出身)へのこだわりもない。リリーフはメジャーでやってきた選手の方が結果を残している」と発言。出発前から中米だけではなく、北米ルートからの獲得を示唆しており、今回はより吟味したことも獲得に至らなかった理由のようだ。 収穫はあった。2番目の補強ポイントである内外野を守れる野手については交渉段階に入っていることを明かし、「野手の一人は(交渉が)継続中。外野と内野を守れる選手」と発言。さらに視察で訪れていたキューバからの獲得も示唆。「キューバは育成(選手)で考えている」と育成選手として契約する選手がいることを明かした。(11月21日)

 

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