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【芸能・社会】

白川和子「ロマンポルノの女王 お役御免かな」 45周年記念で新作5連発

2016年11月21日 紙面から

ロマンポルノ誕生45周年の記念イベントに集合した新旧女優陣。前列左から風祭ゆき、白川和子。後列左から飛鳥凛、冨手麻妙、井端珠里、間宮夕貴、芦那すみれ=東京・新宿で(高嶋ちぐさ撮影)

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 日活ロマンポルノ第1作「団地妻 昼下がりの情事」が公開されてちょうど45年となる20日、これを記念して東京・新宿武蔵野館でイベントと上映会が行われた。主演の白川和子(69)、80年代のロマンポルノを支えた風祭ゆき(63)、「リブートプロジェクト」として今回新たに製作された5本の主演女優が初めて集結した。

 「当時はポルノに対する偏見がひどく、妹の結婚は破談しちゃうし、父も勤務先を変えることを考えた。日本映画の灯(ひ)を消しちゃあいけないとの一念。『これが失敗したらソープに売り飛ばす』とスタッフに半分本気で言われた」と懐かしむ白川。9年後にデビューした風祭ともども、出演をためらう背中を押してくれたのは故大島渚監督だったという。

 新作5本は45周年を記念して日本映画の第一線で活躍する監督に「10分に一度ぬれ場、1週間で撮影」の条件で依頼。行定勲監督は「ジムノペディに乱れる」(芦那すみれ主演、26日公開)、塩田明彦監督は「風に濡れた女」(間宮夕貴、12月17日)、白石和彌監督は「牝猫たち」(井端珠里、1月14日)、園子温監督は「アンチポルノ」(冨手麻妙、1月28日)、中田秀夫監督は「ホワイトリリー」(飛鳥凛、2月11日)を撮った。

 横に誇らしげに並ぶ新人女優たちを見て、白川は「これでやっと『ロマンポルノの女王』お役御免かな」と笑った。

 

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