Appleが、The Wall Street Journalの女性ジャーナリストを、中国の広報部門責任者として引き抜いたことがわかりました。
WSJやReutersで経験を積んだジャーナリスト、Appleへ
Appleが引き抜いたのは、The Wall Street Journalのジャーナリストで編集者として活躍していたウェイ・グー(Wei Gu)氏です。ウェイ氏はニューヨークと香港のReutersで10年以上にわたりコラムニストを務め、The Wall Street Journalで約4年の経験を持っています。
The Wall Street Journal紙は最近、印刷メディア部門の再構築のため、海外オフィスで人員整理を進めていますが、TechCrunch は、ウェイ氏の転職はこの動きとは無関係だ、と報じています。
Appleがメディアから人材を引き抜くことは珍しいことではなく、これまでもThe VergeやAnandtech、TechCrunchなどのジャーナリストがAppleに入社しています。
課題山積の中国における広報
これまで急速に伸びていた中国市場で、中国メーカーの台頭により、iPhoneはシェアを落としています。販売以外にも、環境保護への取り組みのアピールや、サプライヤーにおける労働問題など、中国における広報には多くの課題があります。
経験豊富なウェイ氏が加わることで、中国発の情報を含め、Appleの広報がどう強化されていくか、注目です。
Source:TechCrunch
(hato)