野党連合政権めぐり共産と民進で駆け引き活発に

野党連合政権めぐり共産と民進で駆け引き活発に
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共産党は、民進党などとの「野党連合政権」の実現を目指し、次の衆議院選挙に向けて政権構想の協議を呼びかけていますが、民進党は、理念が大きく違う共産党との連立政権には否定的で、両党の駆け引きが活発になっています。
共産党は、先に開いた党の中央委員会総会で、次の衆議院選挙で、民進党などとの野党4党の選挙協力を発展させ、「野党連合政権」の実現を目指すなどとした新たな活動方針案をまとめました。

志位委員長は、「安倍政権を倒すことを一致して目標にしている以上、それに代わり、どういう政権を作るか、前向きの合意を得たいというのが、われわれの考えだ」と、民進党などに、政権構想の協議を進めるよう呼びかけています。

これに対し、民進党は、蓮舫代表が、「『野党連合政権』の樹立というのは、共産党の片思いの話ではないか」と否定的な考えを示すなど、「理念や綱領が大きく違う共産党と連立政権を組むことはありえない」という意見が大勢です。

また、選挙区での候補者の一本化をめぐっても、共産党が、「相互に推薦することが不可欠だ」としているのに対し、民進党は、「支持層の一部には共産党への抵抗感も根強い」として、相互の推薦に慎重な姿勢を崩しておらず、両党の駆け引きが活発になっています。