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まさか男性不妊? 朝晩で精子力が異なることも

精巣の温度を高くしないのが、精子力アップの基本

  • 荒川 直樹

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2016年11月21日(月)

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まだまだ男盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。医者に相談する勇気も出ずに、1人でもんもんと悩む人も多いことだろう。そんな人に言えない男のお悩みの数々を著名な医師に尋ね、その原因と対処法をコミカルで分かりやすく解き明かす。楽しく学んで、若かりし日の輝いていた自分を取り戻そう。

食品会社に勤務の34歳。28歳の妻は子供を持つことを強く望んでいるが、なかなか授からない。不妊治療クリニックに通い始めた妻が告げたのは、精液を検査するということだった。妻が通院する日の朝、忙しい中トイレでマスターベーションを行い、精液を容器のなかに入れて渡した。そして、その晩告げられたのは精子の少ない「乏精子症」の可能性があるということ。主治医は、人工授精や体外受精のことも話したという。大ショックだ。とりあえず、自転車の乗り過ぎは精子力にマイナスと聞いたので、ほどほどにすることに…。それと同時に、疑問も湧いてきた。それはたった1回、それも忙しい時に採取した検体で、精液に問題アリと決めつけていいのかということ。また、検査データを改善する「精子力アップ法」はないのか!
(イラスト:川崎タカオ)
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 WHO(世界保健機関)が行った不妊症の原因調査では、原因が女性のみにある場合は41%、男性のみが24%。そして、男女ともにある場合が24%と報告されている。つまり、不妊で悩むケースの約半数(48%)は、男性にも何らかの原因があるのである。

不妊の半数は男性にも原因

 だから女性が産婦人科などで不妊治療を行うときには、夫の体も調べるのは当然だ。不妊治療を行っている産婦人科(ARTクリニック)の多くでは「精液検査」を中心に行っているという。しかし、女性は、人工授精、体外受精、顕微授精など高度な治療を行うための専門的な検査を行うのに対して、その夫は精液の提出だけということに疑問を持つ人は少なくない。

 そこで最近、少しずつ増えているのが泌尿器科医による「男性不妊外来」だ。精子の状態が悪いなら、精巣や全身の状態など「精子力」悪化の原因を解明する。必要な治療と生活改善を行えば、自然に妊娠できるようになる可能性も少なくない。体外受精など女性の体に大きな負担をかけずにすむのだ。

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