Excelで計算範囲の1行目に行を挿入すると、数式にエラーが表示される場合があります。これは、計算範囲が自動で拡張しないために起こります。今回は、行挿入の際に表示されるエラーを解消する方法を紹介します。
行挿入して表示されたエラーの数式を更新する
行挿入したセルに数値を入力してエラーが表示されたときは、「エラーチェック」ボタンから計算範囲を更新します。
↑ 計算範囲の1行目に行挿入しても、出荷数の合計であるセルB6「=SUM(B3:B5)」の計算範囲は自動で拡張していません
セルB2に数値を入力すると、セルB6にエラーが表示されます。
↑ セルB6のエラーは、数式にセルB2が含まれていないので確認を促すメッセージです
計算範囲を確認し、計算範囲を拡張する場合は、「エラーチェック」ボタンを使います。
↑ 「エラーチェック」ボタン → 「数式を更新してセルを含める」をクリックします
計算範囲が自動で拡張します。
↑ 数式が更新され、正しい計算結果が表示されます
行挿入でエラーが表示されるのは、計算範囲の1行目だけです。1行目に挿入した場合は、エラーを確認し、計算範囲をチェックしましょう。