多くの男性が発症する痛風は激痛が走る病気ですが、アルカリ性食品を食べれば、尿酸を排出しやすくなって痛風を防ぐ事が出来ます。そこで、アルカリ性食品やアルカリ性の飲み物の種類や働きなどを詳しく紹介しましょう。
大豆のタンパク質
和食でおなじみの大豆から作られる「納豆」や「豆腐」は良質なタンパク質が含まれており、コレステロールを抑える事が可能です。この納豆や豆腐はアルカリ性食品で、アルカリ尿にして尿酸を排出することが可能になります。この尿酸とアルカリについて詳しく知りたい方は、下のリンクをクリックして下さい。痛風・尿酸・アルカリなどが詳しく紹介されています。
痛風に詳しい方の中には、プリン体が含まれている食品は食べないほうが良いと考えている方もいるでしょう。しかし、近年ではプリン体よりも尿酸を下げる事の方が重要である事が分かってきました。その為、プリン体の多い納豆を食べても痛風が発症しやすくなる事はありません。
海藻類はプリン体が少ない?
プリン体よりも尿酸を下げる事の方が重要と知っても、あの激痛を味わった方なら、プリン体が含まれている納豆を食べるのが怖いと感じる方もいるでしょう。そのような方にオススメなのが海藻類であるワカメ・ひじき・昆布などです。この海藻類はプリン体が少ない上にアルカリ性食品なのです。
その為、プリン体が多く含まれている食品を食べるのが怖いと感じる方は海藻類を食べるようにしましょう。海藻類であれば、味噌汁にワカメを入れたり、おかずにひじきやキュウリとワカメの酢の物などの和食を食べれば大丈夫です。
野菜は数多くの種類が存在
大豆や海藻類は種類が限られていますが、野菜はアルカリ性食品の種類が豊富に揃っています。その種類は、ほうれん草・三つ葉・春菊・オクラ・ピーマン・トマト・ナス・キュウリ・ブロッコリー・白菜・里芋・かぼちゃ・大根・ナス・じゃがいも・ごぼうなどです。
さらに野菜は生で食べたほうが、痛風を予防するのに良いと言われていますが、加熱しても問題はありません。なぜなら、野菜を加熱してもアルカリ性が変化する事がないからです。その為、痛風を予防したくて野菜は全て生で食べなくてはいけないと思う必要はありません。
果物で痛風予防になる物
アルカリ性食品は、野菜や海藻類だけでなく果物もあります。その果物とは 、バナナ・メロン・イチゴ・リンゴ・さくらんぼ・みかん・ブルーベリーなどです。野菜か海藻類が苦手な方でも果物が好きな方は、果物を積極的に食べるようにして痛風を予防しましょう。
肥満になったら、肝臓の機能が低下して、痛風になりやすいと言われています。果物はヘルシーな物ばかりなので痛風になりづらい食べ物です。もしも肥満気味の方は、朝食はフルーツもしくは、フルーツを使った酵素ドリンクなどを摂るようにしてご飯を食べないで痩せる方法が有効でしょう。
ビタミンCで痛風の発症率が低下
ビタミンCは健康に良い栄養と思われており、それは痛風でも同じです。ブリティッシュコロンビア大学の研究グループが「ビタミンCを一定量まで摂取したら、尿酸を下げられる」と発表したのです。実際に、1日当たりのビタミンの摂取量が250mg未満と1500mg以上の被験者を比較する実験を行った事がありました。その結果、1500mg以上の方は痛風のリスクが45%も低下したのです。その為、痛風を予防するにはビタミンCを積極的を摂取したほうが良いです。そこで、ビタミンCが多く含まれている食べ物を紹介します。
食品名 | 食品100g当たりに含まれているビタミンCの量 |
アセロラ | 1700mg |
赤ピーマン | 170mg |
ゆず | 150mg |
黄ピーマン | 150mg |
芽キャベツ | 110mg |
にがうり | 75mg |
柿 | 70mg |
キウイ | 69mg |
イチゴ | 62mg |
レモン | 50mg |
アルカリ性の飲み物
食べ物だけでなく、飲み物でもアルカリ尿にしてくれる物がいくつかあります。食べ物とは違って、簡単に準備する事が出来ます。それでは代表的な飲み物をいくつか紹介します。
- ポカリスエット
- 烏龍茶
- 緑茶
- 牛乳
- 豆乳
- コーヒー
- アルカリイオン水
この中で気をつけなければいけないのが、コーヒーです。このコーヒーはブラックコーヒーで、砂糖などを多く入れたら肥満になりやすくて痛風のリスクが高まるので気をつけて下さい。
痛風を防げるアルカリ性食品や飲み物のまとめ
尿酸値を下げて、痛風を防げるアルカリ性食品や飲み物を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ビタミンCが痛風を防ぐのに有効でも、レモンにはそれほどビタミンCが多く含まれていない事に驚いたのではないでしょうか?アルカリ性食品は、大豆・海藻類・野菜・果物など数多く存在する上に、アルカリ性の飲み物まであります。おそらく、ここまでの種類があれば、苦手ではない物がいくつもあるでしょう。痛風にならないようにアルカリ性食品やアルカリ性の飲み物を摂取しておきましょう。