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【激震・朴政権】
セウォル号当日の朴槿恵氏の動静をHPで突然弁明「執務室にいた」
【ソウル=桜井紀雄】韓国で300人以上が犠牲となった2014年4月の旅客船、セウォル号沈没事故をめぐり、大統領府は19日、朴槿恵大統領が事故当日、執務室で報告を受けていたと具体的に説明するコーナーをホームページに突然、開設した。
事故当日の朴氏の動静は「保安上の問題」を理由に詳細が公表されず、「空白の7時間」と呼ばれてきたが、崔順実容疑者の疑惑が浮上後、再び注目され、「整形手術を受けていた」などの噂が拡散していた。
ホームページには「これがファクト(事実)です」として、計約30回にわたって救助状況などの報告を受け、指示していた状況を時間に沿って詳述。整形手術説を含むさまざまな報道を「誤報だ」と批判した。
今回の公開は、疑惑拡大に対する朴政権の強い危機感の表れといえそうだ。
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