読者の意見:ベルリンのソニー・センターは韓国のものだ

 ドイツのベルリン市内中心部にはかの有名なコンサートホール「ベルリン・フィルハーモニー」があり、その隣にはこの地域のランドマークとなっている「ソニー・センター」が位置している。あまりにも有名なので、ベルリンを訪れる外国人観光客にとっては必ず立ち寄るべき場所として紹介されており、実際に多くの観光客が毎日訪れている。英国ロンドンにある「ジャパン・センター」と同じような位置づけだろうか。

 ところが実際にソニー・センターに行ってみると、実はこの建物は韓国が所有していた。案内表示をみると、英語やドイツ語ではなく韓国語でその事実が小さく書かれていた。韓国語でしか書いていなければ、外国人にそのことが分かるわけがない。これではわれわれも知らない間に日本のソニーを宣伝するようなものではないか。

 調べてみると、数年前に韓国の国民年金公団が賃貸事業を目的に買い取っていたという。ではなぜその事実を隠すのだろうか。何か特別な理由があるのなら、それを韓国語で説明すべきだ。またドイツ語や英語で「この建物は大韓民国の国民年金公団が所有している」となぜ明記できないのか。

チェ・ギホンさん(慶尚南道泗川市)
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース