2016年11月16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で今年7月に劣悪な学校給食問題が全国的に提起され、教育当局が改善を約束するも、依然として「誠意のない給食」が提供されていることが分かった。
仁川南部教育支援庁によると、延坪島(ヨンピョンド)にある延坪小中高統合学校の保護者らはこのほど、国民権益委員会が管理するオンライン公共相談窓口に、「成長期にある子どもたちの給食にもかかわらず、量と質が大幅に落ち、同じ材料を使ったメニューが何食も出ている」「給食室もろくに掃除されておらず、子どもたちは不潔な環境で食事している」と、学校給食に関する苦情を申し立てた。これまでも保護者らは学校側に給食の改善を要請していたが一向にその兆しが見えず、最終手段として権益委に訴えたという。
この申し立てを受け、仁川南部教育支援庁は10〜11日に現場調査を行い、学校側に給食メニューの多様化と給食室の衛生管理強化、配膳台の設置などを要求した。支援庁の関係者は、「肉料理など子どもたちが好む一部メニューは、全体の量が限られているため十分な量を提供できず、摂取カロリーの基準も守らなければならない」と説明、「保護者の満足度を上げられるよう改善策を早急にまとめたい」とした。
これについて韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。
「大したことない給食でも1食5000ウォン(約470円)はする。間でかなりもうけているはずだ。むしろコンビニ弁当の方が安くておいしい」
「いくらでも改善できるのに、裏金でもうけようと考える人間が働いてるから誠意がみえないんだ」
「最近の小学校は教室の掃除も外部に委託するっていう記事を読んだけど、掃除は子どもたちにやらせて、そのお金を給食に回せばいいのでは?」
「子どもたちは偏食がひど過ぎる。家庭で食事指導をしっかりすべき。残り物をみんな捨てるからもったいない」
「それでも家のご飯よりマシ」
「(掲載された写真を見て)この程度ならいい方。3種類のおかずに雑穀ご飯、それにヨーグルトドリンク…なのに何が誠意がないって?家ではいつもこれより豪華なのかな」
「誠意がないんじゃなくて、子どもたちが何も考えずにご飯を多く盛って残すのが問題。自分がお金を払ってるんじゃないからという認識が原因だろう」
「給食が問題というより、一般の飲食店に比べて3倍は多い残飯が問題。捨てる量を減らせば今の給食より2倍は良くなるのでは?捨てることを考えて少なく提供すると『誠意がない』って大騒ぎするし、本当に残念」
「給食の無償化は野党が唱えてたけど、無償なら何でもいいのか?しっかりした食べ物を出すべき。与党にしろ野党にしろ国会議員は最悪」
「大統領があの調子だから、公務員は自分たちのことでいっぱいいっぱいなんだろう」(翻訳・編集/松村)
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