<崔順実ゲート>「朴大統領、崔順実の名前で血液検査」

<崔順実ゲート>「朴大統領、崔順実の名前で血液検査」

2016年11月16日08時16分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  朴槿恵(パク・クネ)大統領の血液検査が崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)の名前でソウル江南区(カンナムグ)チャウム医院で行われていたことが明らかになった。大統領の血液など健康情報は2級国家機密に該当し、青瓦台医務室と国軍ソウル地区病院の外に流出してはいけない。大統領の主治医のキム院長(元チャウム医院医師)は崔順実容疑者の姉スンドク氏(64)の名前でビタミン注射剤を処方し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で朴大統領に注射した事実も明らかになった。保健福祉部はチャウム医院・キム・ヨンジェ医院に対する調査の結果を15日に発表した。

  調査の結果、2011-2014年に崔容疑者姉妹のチャウム医院診療記録簿に「朴代表・代表様・青」などの表記があるものが29件だった。チャウム医院が朴大統領を診療せず崔容疑者姉妹の名前で注射剤を繰り返し処方したのだ。対面診療なく処方するのは不法だ。

  大統領主治医だったキム院長は2013年9月、青瓦台医務室看護将校から朴大統領の血液を受け、チャウム医院で検査をしたが、崔容疑者の血液として記録した。これは医療法上の診療記録簿虚偽作成に該当する。また、朴大統領の就任後、青瓦台医務室にビタミン注射剤がないという理由でチェ・スンドク氏の名前で12回ビタミン剤を処方し、この薬を青瓦台に持っていき、皮下注射剤はチェ氏が、静脈注射剤は看護将校が朴大統領にそれぞれ注射した。

  福祉部はキム院長を医療法違反容疑で刑事告発し、代理処方などに対する追加の捜査を依頼することにした。ただ、崔容疑者姉妹がプロポフォール(向精神薬)を代理処方されたことはないという。
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