「一歩一歩山を」…露との条約交渉に関し首相

読売新聞 / 2016年11月20日 21時8分

会談する安倍首相(左)とロシアのプーチン大統領(19日午後、ペルー・リマで)=中村光一撮影

 【リマ=田島大志】安倍首相は19日夕(日本時間20日朝)、ペルーの首都リマでロシアのプーチン大統領と会談し、12月のプーチン氏来日に向け、北方領土問題を含む平和条約締結交渉に関する詰めの協議を行った。

 両首脳は8項目の経済協力プランの 進捗 しんちょく 状況を確認し、プーチン氏来日前に岸田外相が訪露することで一致した。首相は会談後、「解決に向けて道筋は見えてきているが、一歩一歩山を越えていく必要がある」と記者団に語った。

 会談は1時間10分で、うち後半の35分間は両首脳が通訳だけを交えて行った。両首脳は、12月15日に首相の地元・山口県長門市で行う会談に続き、翌16日に東京で経済協力プランなどを議論する拡大会合を開くことを正式に決めた。

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