English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)の使い方について書いてみますが、「この本をどうすすめていくか」という部分については、正直あまりコツみたいなものはありません。あえて言うなら、「愚直に学習をすすめる」のが一番のコツです。
ここでは、そういう意味の「使い方」ではなくて、English Grammar in Useを使ってどう英語をマスターするかという意味での「使い方」を紹介します。
English Grammar in Useの進め方
とはいっても、いちおう本書の進め方にも簡単に触れておきます。
English Grammar in Useの見開きの構成はこんな感じです。
見開き1ページが1ユニット。145ユニットまであります。
▶English Grammar in Useの中身(PDF)とダウンロード
英語に自身がない人は、はじめ(ユニット1)から順に進めていけばいいですが、すでにある程度知識のある人は、自分が知らない、または理解が浅い部分から集中的に始めていくのがいいです。
著者のRaymondo Murphyさんも、「どのユニットから始めても問題ないように作ってある」と言っています。
要するに、大事なことは、愚直に網羅することです。
特に基礎を固めたい人はなおさらです。ある程度すでに知識がある人は辞書的な使い方でもOKです。
どういう順番で各ユニットを消化してもいいですが、確実に一巡することが大事です。English Grammar in Useは英語文法を網羅していますので。一通りやれば、英語の基礎力は格段にあがります。そして、できれば2周目、3周目と繰り返して基礎力を磨いてくのがいいです。
挫折する英語勉強法
では次に、この本を使ってどう英語を勉強していくかというところに入っていきます。
まず前フリとして、「挫折する英語勉強法」について説明しておきます。
English Grammar in Useに限らず、英語の勉強を途中で挫折した経験のある人は多いと思います。「今度こそ!」と奮起してもやはり続かない。続かない理由は、たいてい「途中で英語の勉強がつまらなくなるから」です。つまらない理由は、インプットばかりでアウトプット(実践)の場が無いからです。
自転車の乗り方を本や動画で見るばかりで、実際に乗って練習しないのと同じです。上達する達成感も感じられないし、失敗して反省することもない。そして、いつまでたっても自転車を乗りこなせる日はこない。つまらないですね。
特に、日本人の英語勉強法はインプット偏重になりがちです。巷でおすすめとされる本やスマホアプリを使って家や通勤時間に勉強するのはいいのですが、読んだり聞いたりばかりではないですか?
せっかくインプットした知識も実践する場がないと真に身につくことはないです。なぜなら、英語は言語であり、口を動かし体で覚えていくものだからです。TOEICや受験勉強が目的なら座学だけでもいいですが、英語を聞いて話して会話する能力を身につけたい人は、この勉強法ではダメです。
実践がないと英語のリアル(現実感)を感じられないし、「自分の英語が通じる」という体験もできないです。これではモチベーションは継続しないですね。
リアルな英語を学べる「英語学習のバイブル」
では、リアルとつながるにはどうしたらいいかというポイントですが、
まず、良質なインプットにはEnglish Grammar in Useを使いましょう。
English Grammar in Useはリアルな英語(ネイティブが話す英語)と繋がることのできる珍しい英文法書です。その信頼性はこの本の世界1500万部超のベストセラーという実績で担保されています。
English Grammar in Useは、現場で使えるリアルな英語をネイティブの視点からわかりやすく解説してくれています。またその内容は、全ての文法項目を網羅しているので学習者は英語の基礎をこの1冊で体系的に学ぶことができます。(もちろん、あなたの地道な努力は必要ですよ。)
この「英文法のバイブル本」と呼ばれるEnglish Grammar in Useを使えば、実践的な英語の知識とノウハウ、ネイティブ感覚といった知識が身につくはずです。リアルとつながるので、ハマればハマるほど英語の勉強が楽しくなります。
English Grammar in Use+オンライン英会話
次のステップです。
上でも書いたように、本当に英語をマスターするなら実践練習(英会話レッスン)は不可欠です。インプットとアウトプット両方が必要です。
アウトプットの手段としては、オンライン英会話を利用するのがいいと思います。インプットはEnglish Grammar in Use、アウトプットはオンライン英会話という勉強法をおすすめしたいです。
英語の文法はEnglish Grammar in Useで完璧にカバーできます。そして、English Grammar in Useで学んだ知識を、英会話の中でネイティブ相手に実践し、使い方を確認していくのがベストです。これが、もっとも効率的に英語をマスターする手段です。
例えば、English Grammar in Useで現在完了のニュアンスを学んだなら、その感覚をネイティブに確認したり、”had better”と”should”の違いを学んだなら、実際ネイティブ相手に使い分けてみたりすればよい。そうすることにより、それら1つ1つがその場であなたの血肉となり、使える英語をマスターする大事な1ピースとなっていきます。
なぜ『NativeCamp』がおすすめのかというと、NativeCampはレッスン受け放題なのです。月に何回レッスン受けても定額です。他のオンライン英会話で受け放題はないです。
英会話のマスターには、大量のアウトプットトレーニングをこなさなくてはいけない。学習初期にそういう時期を必ず作る必要があります。
しかし現実には、日本で働きながら英語漬けの環境を作るというのはかなり難しいです。頻繁に英会話スクールに通ったり、ネイティブとカフェで英会話レッスンしたりしてもいいのですが、すればするほどコストがかかります。それに、1回1時間を週2,3では、全然たりないですよ。
その点、NativeCampのレッスン受け放題を活用すれば、コスト面の負担は気にしなくていいです。時間をしっかり確保して集中的に英語を話す体験をするのがいいです。NativeCampは、これに最適なWebサービスです。
NativeCampは、初心者に優しいのも特長です。はじめは、日本語でカウンセラーが丁寧に案内してくれますので、不安がある人は気軽に相談できるので安心です。
今なら無料体験が1週間あります。この体験期間中もレッスンが受け放題なので、オンライン英会話というものをちょっとだけ覗いてみたいという人にもちょうどいいですよ。無料体験10回やって、やっぱりあわないからやめた、というのもありです。一度のぞいてみてはどうでしょう。
またオンライン英会話を始める前に、または平行して自分でスピーキングの練習(1人で)したいという人は「瞬間英作文」がオススメです。頭に浮かんだことを言いたいことを素早く英語で話すトレーニングを繰り返すことによって、スピーキング力が鍛えられます。
実践方法、勉強法はこちらで書いています。
▶English Grammar in Useと「瞬間英作文」は英語上達に絶好の組み合わせ
最後に
English Grammar in Useは本当にいい参考書なので、できるだけ多くの人にこの良書を活用してもらって使える英語を身につけてほしいと思っています。
English Grammar in Useに興味を持ちこの本で勉強したいという方は、こちらから自分のレベルにあった1冊を探し、ぜひ手にとって勉強してもらいたいです。
▶English Grammar in Useの種類と選び方