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2015年05月30日

ネパール地震 シェルパガウン村を去る

◆ネパール地震ボランティア募集  こちら


ヒマラヤ専門ガイドの浅原です!

現地の人と一緒に、別のルートからランタン村を確認しにでかけた。
気温がぐんぐん上昇するに連れ、ヒマラヤの冷たい空気と混ざり合い、雲がランタン谷を流れていく。
私達がその場所についた時には、辺り一面すっかり雲の中。

一瞬の雲の切れ間から、見えたランタン村は、ランタンリルンから流れ落ちた白い土砂で、扇状におおわれていた。


翌朝、シェルパガウンの村を離れることにした。
食料の配給で会うことの出来なかった村人にも会え、皆の無事な顔を見ることができた。

この村も電気が無いため、村に一個だけだが太陽光発電式ライトを置いて行くことにした。



彼らは早速、携帯の充電をし始めた。
今まで使えなかった携帯が蘇る。
ランタン渓谷では一部の通信会社しか通じないため、彼らはとても喜んでくれた。




※余震に大変怯えていたおばあさんにも笑顔が戻っていた。


人懐っこい、ネパールの女の子に誘われ、1軒の避難テントへ。



段々畑を少し下ったところにある彼女の避難テントに入ると、お母さんらしき人と、3歳位の子供がいた。
「家を見てもらいたい」という思いで、私達を呼んだと思う。

少し、ここでお茶をいただきながら、今何に不自由にしているのか?
聞き取りを行った。

彼女から出てきた言葉は
1.食料の配給等を知らせてくれる連絡が人伝いとなるため、携帯電話で連絡が取れるよう常に電気がほしい
2.食料配給地まで、またそこから村まで運ぶ距離が長いため、子どもたちを避難テントに置いて行くことができない。(往復で2日かかる)
3.配給してくれたビニールシートはすでに劣化が始まり、再度ビニールシートを送ってほしい。
4.家の倒壊により家具や貴重品の取り出しができず、手伝ってくれる人がほしい


いろんな意見が出てきた。 
※ カトマンズ到着後、政府にこれら要望等、現地のニーズを伝えています。




不便な生活の中で私達のために作ってくれた、心こもった紅茶、本当に嬉しかった。


ヒマラヤトレッキング、登山専門店 サパナ

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Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 09:52│Comments(0)ネパール大地震NGO活動
 
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