公式SNSで謝罪を発表するノードストローム社
今回の件に関して、ノードストローム社側は公式ホームページ上で、多くの人の感情を傷つけてしまったことへの謝罪や、すでに該当商品を販売停止とし、在庫はすべて処分したことを発表。しかし、それでもなかなか事態が沈静化しないことから、このTシャツを販売したブランド会社も公式ホームページで、特定の民族を傷つける意図がなかったと謝罪した。また、TシャツをデザインしたデザイナーのAndrea Marcaccini氏もSNS上で、「Tシャツでは、いまだ論争の続く出来事をあえて表現することで、美しい未来を考えるきっかけになればいいと思い、制作した。申し訳なかった」とコメントを寄せている。
そもそも南京事件においては、その全容において,いまだ日中間の主張の隔たりが大きく、議論が続いている状態だ。今回の問題に関しては、いまだアメリカの華人コミュニティーでは批判の声がやまず、しばらくほとぼりは冷めそうにない。
(文=青山大樹)