◆千利休(市川海老蔵)
◆宗恩(中谷美紀) ◆ 武野紹鴎(市川團十郎) ◆織田信長(伊勢谷友介)
◆ 豊臣秀吉(大森南朋) ◆石田三成(福士誠治) ◆おさん(成海璃子)
◆山上宗二(川野直輝) ◆ 細川忠興(袴田邦彦) ◆高麗の女(クララ)
◆ 細川ガラシャ(黒谷友香) ◆北政所(檀れい) ◆ たえ(大谷直子)
< ネタバレ あらすじ > 利休にたずねよ
若い頃、街で遊んでいた千利休は貢物として高麗から連れて来られた女性を偶然見て、美しさに魅了されます。
茶家・武野紹鷗の教えを受けながら利休は高麗から来た女性の世話をします。
浮き立つような心を学んだ利休は高麗の言葉を勉強し話しかけると女性は少しずつ心を開き始めました。
ある日、献上品の女性が送られると耳にした利休は女性を連れ出し逃げ出すが高麗に帰るのが不可能になります。
女性は槿の蕾を持っており、1日しか咲かない花だが生きる事に喜びを感じていると笑顔になります。
死を覚悟できている女性は毒入りの茶を飲むが利休はどうしても飲む事が出来ず、頂いた緑の茶壺に女性の小指を入れて戻りました。
女遊びに夢中だった利休は人が変わったように「静」な雰囲気を持つようになり茶道の「美」を追求していく。
<利休切腹 21年前 >
利休はどこにでもあるような黒い盆を持って献上品の品定めをしている織田信長のもとへ向かいました。
家臣たちが馬鹿にするなか利休は障子を開け竹の筒から水を注ぐと水面の上に満月が波打っていました。
利休の芸術作品に喜んだ信長は褒美を与え側にいた藤吉郎(豊臣秀吉)は何事かと覗き込んでいました。
<利休切腹 12年前。>
織田信長の茶頭になった利休。
ヨーロッパからキリスト信者が献上品を持って茶室にやってきます。
信長は茶壺を見せ幾ら出すかと聞いたところ信者は大金を払う価値はないと答えました。
利休はこれから咲き誇る蕾(命の力)のように、
一服の茶で心が浮き立ち土塊を焼いて作った茶壺さえ輝いてみえる、それを見出せる者しか分からない事があると答えました。
見出した価値は誰が決めるのだと信長に問われた利休。
「美は私が決めること。私が選んだ品に伝説が生まれます。」
<利休切腹 10年前。>
信長の怒りを買い思い詰められた豊臣秀吉が茶室にやってきます。
秀吉に冷や汁と梅干しを静かに出す利休は百姓だった頃を思い出させます。
生きている喜びをお茶とともに味わうよう伝えると秀吉はそっと涙を流しました。
<利休切腹 6年前。>
関白となった豊臣秀吉。
利休は1畳半の狭い茶室を作ったり黄金の座敷を作ったりし、茶室に入る時は侍から刀を取り上げまつりごとまで口を出すことで家臣たちは気に入りません。
利休の弟子だと名乗る者や天下統一が早まれば利休のおかげだと口にする者が増え大きな力を持つ前に潰しておかねばと関白に告げます。
「帝が茶に夢中になるのは人を殺しても美しさがあるからです。」
利休が肌身離さず持っていた緑の茶壺を見て秀吉は美しい女から貰ったに違いないと思い連れて来いと命令します。
<利休切腹 4年前>
朝鮮・高麗に戦を仕掛けることを決めた秀吉に利休は意を唱えた。
万民の心は利休のものになっていると危機感を持った秀吉は、茶道を馬鹿にされ怒りをあらわにした利休の弟子の首を刎ねました。
<利休切腹の年。>
利休の木造が燃やされ関白から、おさん(利休の娘)を側室に招くと話があるが宗恩は断りました。
おさんは、炭を切る利休の後ろ姿を見つめます。
”陽だまりを見付けて炭の粉で黒く染めたむしろで覆っておくとタケノコが春と間違えて頭を出す”
幼い頃、利休にそんな話をされた事を思い出したおさんは首を吊ってしまいます。
美を追求するあまり娘を見ていなかった利休は高麗の女に続いて大事な娘を失ってしまいます。
秀吉は緑の茶壺を渡せば頭を下げた事にし許すと告げるが利休は断りました。
見届け役が訪ねてきます。
利休は緑の茶壺から女性の小指を取り出し燃やしました。
覚悟を決めた利休はお茶をたて静かに飲んで心を咲かせ自害しました。
宗恩は茶室に行き自害した利休が握っていた緑の茶壺を手にしました。
利休には想い人がずっといると宗恩は気付いていましたが聞く事は出来ませんでした。
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