幕下筆頭・力真、貴源治破り４戦全勝！来場所の十両昇進確実に

　◆大相撲九州場所７日目　○力真（突き出し）貴源治●（１９日・福岡国際センター）

　大相撲九州場所７日目が１９日、福岡国際センターで行われ、東幕下筆頭の力真（２１）＝立浪＝が東７枚目・貴源治（貴乃花）を突き出しで破り４戦全勝。来場所（来年１月８日初日、両国国技館）での十両昇進を確実にした。

　立ち合いから激しい突っ張りで一気に勝負を決めた。「真っすぐ突こうと思いました。巡業でもやっているので引きはないと思いました。押すだけです。緊張しました。（十両昇進を当確にして）本当にうれしいです」。花道では部屋の関係者と抱き合って喜びを爆発させていた。熊本県球磨郡出身でデビューは１１年の名古屋場所。同期入門の明生は今場所から十両に昇進した。「本当は２０歳前に上がりたかったんです。明生関が先に上がった時は悔しかったです。今後？　もっと上（幕内）を目指したいです」。１８８センチ、１３２キロの大器がやっと関取の座をつかんだ。