【陸上】野口みずきさん、上海に移住…夫の仕事の都合で「楽しくやらせていただいています」
2016年11月19日20時19分 スポーツ報知
20日に行われる「第6回神戸マラソン」のレセプションが19日、神戸市内で行われ、スタートセレモニーに参加する2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(38)が出席した。野口さんは7月に一般男性と結婚した後、夫の仕事の都合で中国・上海に移住したことを明かした。
壇上では「この大会が、みなさんにとって、いい大会になることを願っています」と流ちょうな中国語であいさつした。現地で語学学校に通っているそうで「せっかく上海にいるので、簡単でもいいから、ちょっとでもしゃべれたらいいな、と思って」と勉強の成果を披露した。
新婚生活については「慣れない生活パターンで戸惑うこともありますが、楽しくやらさせていただいてます」と照れ笑い。「今はあまり走れていないですね。ちょっと走ったら『肉離れしそう』とか。選手をやめてから、しっかり体を休ませていたので、ちょっと走ったら、至る所が気になったりする。自分のペースで朝だけ、ゆったりした感じで走っています」と、酷使した体をいたわっているという。
また、低迷が続く日本のマラソン界の現状には「男子もそうですけど、女子も近年、元気がないな、というのはあります。もっと強気な選手が現れてほしい。私も一番最初のマラソンで『初マラソン世界最高を出す』と記者会見の時に言って、ビッグマウスだったんですけど、それぐらい強気な言葉を言える選手が現れてほしい。言葉だけじゃなく、力としても出せる選手がこれからどんどん出て来ないと、2020年の東京(五輪)に向けては時間がないと思います。この4年が大事だと思うので、もっともっといい意味で気が強い選手が現れてくれることを期待しています」とコメントした。