蹴球探訪
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【スポーツ】[フィギュア]坂本SP首位 西日本女王、再び自己ベスト2016年11月20日 紙面から
◇全日本ジュニアフィギュアスケートの全日本ジュニア選手権第2日は19日、札幌市月寒体育館で男女ショートプログラム(SP)ほかを行い、女子SPは10月の西日本選手権覇者の坂本花織(16)=神戸ク=が67・45点で1位発進、本田真凜(15)=大阪・関大中=が64・86点で2位で続いた。男子SPは西日本選手権2位の友野一希(18)=大阪・浪速高=が71・77で1位発進し、西日本優勝の木科雄登(15)=岡山・金光学園中=は58・76点で5位。フリーは男女とも20日に行われる。大会は3月の世界ジュニア選手権(台北)代表選考会を兼ねる。 「カオリン」こと坂本の勢いが止まらない。冒頭の3回転ループを皮切りに3度のジャンプをきっちり着氷。板についてきたSP曲「アーティスト」をダイナミックな動きで演じきり、優勝した西日本選手権(10月・京都)の得点を1・2点上回る67・45点をマーク。国際公認はされないものの、2戦連続の自己ベスト更新となった。 「いつもより脚が震えていて、なかなか収まれへんからどうなるかと。でも、楽しく滑るしかないと思って滑った」と、関西弁で意外な心中を明かした坂本。リンクを離れれば、「どこでも寝られるのが特技」と自負するほど肝が据わり、通学する神戸野田高では常にクラスメートを笑わせようとするムードメーカーで鳴るが、2大会ぶりの出場が懸かる世界ジュニア切符争いが大詰めとなった一戦。「震えたのは、今季初めて」と明かしたが、動揺を覆い隠し、堂々たる演技は後半で観衆の手拍子を誘っていた。 脚が震えても果たせた自己ベスト更新は、大きな自信になるはず。「ノーミスできていて、自己ベスト出せているので悪くはないかな」と、取材ゾーンでようやく笑いを取り戻した坂本。世界ジュニアの日本女子枠は3枠あるが、坂本は20日のフリーで一番乗りに挑む。 (武藤康弘) PR情報
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