蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】比嘉真美子が65で2位に急浮上2016年11月20日 紙面から
◇大王製紙エリエール<第3日>▽19日、松山市・エリエールGC松山(6474ヤード、パー72)▽曇り、22度、西南西4メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽54選手(うちアマ2人)▽観衆2422人 前日9位の比嘉真美子(23)=ジブラルタ生命保険=が8バーディー、1ボギーのベストスコア65をマーク。通算16アンダーまで伸ばし、通算20アンダーで首位のテレサ・ルー(台湾)に4打差の2位に急浮上した。2013年11月のミズノクラシック以来3年ぶりの最終日最終組で逆転復活Vを目指す。賞金女王を争っている笠りつ子(29)=京セラ=は通算5アンダーで34位、イ・ボミ(韓国)は4アンダーで37位、申ジエ(韓国)は2アンダーで46位と低迷している。 ついに戻ってきた。比嘉が3年ぶりに最終日最終組を回る。前半で3連続を含む5バーディーを奪って折り返した後、13番を3パットボギーにしたが、14番で3メートル、そして上がりの17、18番でも3メートルを沈め、単独2位に浮上した。 「今日は全ホールでパーオン。フェアウエーを外したのも3、4回。今は毎試合、一ホール一ホールが自信につながってる。毎日自分の成長を感じられる」。前回最終日最終組を回った2013年ミズノクラシックでは、20歳での米ツアー初V(日米両ツアー共催大会)をかけていた。しかし翌14年後半から不調に陥った。15年には17試合連続予選落ちもあった。今季も前半戦は出場18戦で予選落ち13。その時点では賞金ランクは95位だった。 だが、ずっと手をこまねいていたわけではない。練習、トレーニングに明け暮れる一方で、積極的に人間力を上げる努力をしてきた。ゴルフ界きってのスー女(相撲好き女子)だけに、大相撲は本場所観戦だけでなく朝稽古にも足を運んだ。「一瞬で決まる勝負にかける集中力や気持ちの高め方、準備の仕方など勉強になりました」。世界殿堂入りプレーヤーの岡本綾子、永久シードの不動裕理とも食事をし、さまざまな悩みや質問をぶつけた。 それらが秋になり、実を結び、9月以降は賞金ランク急上昇。3週前の三菱電機レディスで3位に入り、到底無理だと思われていたシード復帰を確実にした。さあ、次は復活優勝だ。「バーディーを取っても取ってもテレサ(ルー)さんに追いつけないですけど…。あと18ホールもチャンスがある」 優勝して、今季優勝者と賞金ランク上位者だけが進める次週の最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯(24〜27日、宮崎CC)の出場切符を奪い取る。 (月橋文美) PR情報
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