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2016.11.20

中里川を浄化、住民らEM泥団子投入 NPO法人が企画 石巻

EM泥団子を投入する子どもたち

 川をきれいにしながら自然に親しみをもってもらおうと、NPO法人「いしのまき環境ネット」は先日、石巻市の北北上運河そばにある準用河川「中里川」に水質浄化作用がある有用微生物群(EM)を混ぜた泥団子を投入した。

 東日本大震災による津波でヘドロが堆積した中里川の浄化が目的で、2011年から取り組んでいる。泥団子はテニスボールほどの大きさで、600個用意した。10月上旬に同市中瀬公園で開催された北上川フェアで来場者が作った泥団子を1カ月間熟成させた。

 活動は、NPO法人ひたかみ水の里の協力を得て実施し、地域住民ら約20人が参加した。参加者たちは、きれいになった川を想像しながら泥団子を次々と、投げ入れた。EMの効果を上昇させる活性液も投入した。

 石巻市鹿妻小4年の佐藤好晟(こうせい)君(10)「生き物が増えてくれるとうれしい。きれいな川で遊びたい」と話した。

 NPO法人いしのまき環境ネットの斎藤義樹代表理事は「多くの人に川に親しんでもらい、環境にも興味をもってほしい」と話していた。


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