日ロ首脳会談 プーチン大統領訪日へ向け準備を
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ペルーを訪れている安倍総理大臣は、ロシアのプーチン大統領と会談し、来月のプーチン大統領の日本訪問に向け、岸田外務大臣がロシアを訪れるなどして準備を進めていくことを確認しました。会談のあと安倍総理大臣は、戦後70年余り動かなかった領土交渉を大きく前進させるのは容易ではないものの、着実に進展を図りたいという考えを示しました。
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ペルーの首都リマを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の午前7時半ごろから、ロシアのプーチン大統領と1時間余りにわたって会談しました。
会談は、世耕ロシア経済分野協力担当大臣や国家安全保障局の谷内局長らを交えた形で始まり、冒頭、プーチン大統領は、来月15日の日本訪問に向けて、両国の政治・経済レベルの対話が活発化していることを歓迎する考えを示したうえで、「本日は、このすべての分野に関して、いろいろと確認を取りたい」と述べました。
これに対し安倍総理大臣は、来月15日に首脳会談が行われる山口県長門市でも歓迎ムードが高まっていることを紹介したうえで、翌16日には、東京で経済協力プランなどを議論する拡大会合を開きたいという考えを示しました。
また、安倍総理大臣は北方領土問題を含む平和条約交渉について、「ロシアのウラジオストクで時間をかけて真剣に話し合ったことを受けて、この2か月半の間、私もさらに考えを深めてきた。プーチン大統領の訪日の前に、岸田外務大臣がロシアを訪問して詰めを行う」と述べました。
そして両首脳は、プーチン大統領の日本訪問に向け、岸田外務大臣がロシアを訪れてラブロフ外相と会談するなど、準備を進めていくことを確認したほか、日ロ両政府間で取りまとめた経済協力のプランの作業計画について、同席した世耕ロシア経済分野協力担当大臣から報告を受けました。
このあと両首脳は、通訳だけを同席させる形でおよそ35分間、2人きりで北方領土問題を含む平和条約交渉を中心に意見を交わしました。
これについて日本政府の高官は記者団に対し、「領土問題をめぐる交渉は継続中であり、内容を明らかにすることは控えたい」と述べました。
安倍総理大臣は、会談のあと記者団に対し、「プーチン大統領と2人きりで平和条約交渉について腹蔵ない意見交換を行うことができた。きょうは、2人でしっかりと話をすることができたということは意義があった」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「平和条約について言えば、70年間、動かなかったわけで、そう簡単な課題ではない。その解決に向けて道筋が見えてはきているが、一歩一歩、山を越えていく必要がある。大きな一歩を進めるということはそう簡単ではなく、着実に一歩一歩、前進していきたい」と述べました。
会談は、世耕ロシア経済分野協力担当大臣や国家安全保障局の谷内局長らを交えた形で始まり、冒頭、プーチン大統領は、来月15日の日本訪問に向けて、両国の政治・経済レベルの対話が活発化していることを歓迎する考えを示したうえで、「本日は、このすべての分野に関して、いろいろと確認を取りたい」と述べました。
これに対し安倍総理大臣は、来月15日に首脳会談が行われる山口県長門市でも歓迎ムードが高まっていることを紹介したうえで、翌16日には、東京で経済協力プランなどを議論する拡大会合を開きたいという考えを示しました。
また、安倍総理大臣は北方領土問題を含む平和条約交渉について、「ロシアのウラジオストクで時間をかけて真剣に話し合ったことを受けて、この2か月半の間、私もさらに考えを深めてきた。プーチン大統領の訪日の前に、岸田外務大臣がロシアを訪問して詰めを行う」と述べました。
そして両首脳は、プーチン大統領の日本訪問に向け、岸田外務大臣がロシアを訪れてラブロフ外相と会談するなど、準備を進めていくことを確認したほか、日ロ両政府間で取りまとめた経済協力のプランの作業計画について、同席した世耕ロシア経済分野協力担当大臣から報告を受けました。
このあと両首脳は、通訳だけを同席させる形でおよそ35分間、2人きりで北方領土問題を含む平和条約交渉を中心に意見を交わしました。
これについて日本政府の高官は記者団に対し、「領土問題をめぐる交渉は継続中であり、内容を明らかにすることは控えたい」と述べました。
安倍総理大臣は、会談のあと記者団に対し、「プーチン大統領と2人きりで平和条約交渉について腹蔵ない意見交換を行うことができた。きょうは、2人でしっかりと話をすることができたということは意義があった」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「平和条約について言えば、70年間、動かなかったわけで、そう簡単な課題ではない。その解決に向けて道筋が見えてはきているが、一歩一歩、山を越えていく必要がある。大きな一歩を進めるということはそう簡単ではなく、着実に一歩一歩、前進していきたい」と述べました。