2016-11-20

結婚をする人の気持ちがわからない。」に共感する。

結婚をする人の気持ちがわからない。

私が増田に最も共感した部分を引用させていただく。

「結婚をする人の気持ちがわからない。」を書いた者だけども。

"人の気持ちなんて...それが普通" 故に生計を共にする集団を固定する方がおかしいとすれば、結婚だけでなく家族制度そのもの否定されるがその辺は?一部の機能不全な例をもって制度自体否定するのは無理があるな

家族制度も正直意味わかんねーな。なくていいよ。人類みんな一つの家族です!

そしてこれ。

「「結婚をする人の…」を書いた者だけども。」を書いた者だけども。

実際フランスのように婚外子権利が認められて事実婚でも税制待遇が変わらない社会になったら結婚は減るだろな。今の日本では「夫婦も子もおトクだから結婚する」でいいじゃないか

日本フランスみたいになったらいいな。

要するに、この増田の言いたいことがわからない人は、フランス人結婚観を知ればよいかと思う。ネット上には日本人フランス人結婚観の違いを書いた記事がたくさんある。


日本結婚制度が古臭い

私が最も訴えたいのは、今の日本制度では、結婚子育てイコールでとらえている点が、時代に合ってないのではないかということ。

しかに、一人の人間が育つにはお金と人手が欠かせない。無責任に産み落とされて、育てられずに死んでいくような人間がいれば、同じ人間としていたたまれない気持ちになる。

からこそ、一組の男女が契約を交わし、協力して子供を育てる環境を整えてから出産するのが一番合理的だとは思う。

しかし、結婚しようがしまいが、一組の男女がいれば子供はできる。

子供を育てるために、社会的保証を受けるためにデキ婚するというのはよくあるが、そもそも生んだ以上は結婚してもしなくても育てなければならない責任からは逃れられないのだから社会的保証を受ける際に結婚の有無で差があるのがおかしい。

認知という制度もあるが、そもそもあれは任意ではなく強制にすべきだ。

子供が生まれからには必ず男性も関わっているのだから認知さえしなければなんの責任も負わずに済むなんておかしい。

結婚していようがしていまいが、一人の子供に対してその遺伝子を与えた一組の男女を明らかにし、その子に対する責任所在を明らかにすること。

そして生まれてくる子供に対して、その親の如何に関わらず、社会的補償はみんな平等に受けられること。

結婚とは関係なく、子を作った男女がそれぞれに子に対する育児責任を果たし、さらにその両親の子育てで不足する部分があれば社会が補い、どの子供も平等に手を施されるシステムをつくってほしい。


結婚恋愛の延長線上と捉えることへの嫌悪感

「好きだから結婚する」なんて平気で言い切る人には心から共感できない。

確かに、結婚に関するいろいろな責任を負ってもよいほど好きだという心意気を相手や周囲に知らしめることにはなるが、その心意気が一生心変わりしないとは限らない。

恋愛感情は一生保証できるものではない。恋愛感情が冷めようとも、結婚継続する。だからこそ、結婚理由恋愛であってはならないのだ。

もちろん、きっかけは恋愛でもよいが、結婚理由としては、その相手と一生助け合って生きる覚悟を決めたからでなくてはならない。

好きだから一緒にいたいのであれば結婚にこだわる必要はない。

たとえ好きでなくなっても一生助け合うという契約こそが結婚なのだ

にもかかわらず、結婚する覚悟があると言って、まるで恋愛感情のゴール地点であるかのように、相手や周囲に見せびらかし、挙げ句に愛が冷めたか離婚するなんていう、恋愛の満足感を満たすために結婚を利用する行為には嫌悪感を感じる。

まとめ

なにより、「人類みんな一つの家族」に非常に共感する。

家族他人関係ない、好きもきらいも関係ない、同じ人類として生まれた仲間として助け合える制度を作ってほしい。

はいえ、最後には「赤の他人になぜそこまで手を貸す必要がある」とか言い出すのが人間本質であるから、それはなかなか難しいと思うが。

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