最大規模の高台集団移転 造成工事終え式典 宮城 東松島
東日本大震災の被災地での高台への集団移転としては最大規模の事業が進む、宮城県東松島市の野蒜ケ丘地区で宅地などの造成工事が終わり、20日に記念の式典が行われました。
東松島市の野蒜ケ丘地区では、周辺の地区が震災の津波で大きな被害を受け、山を切り崩した91ヘクタールの高台に、住宅地のほかJRの駅や公共施設などを移す大規模な事業が進められています。
このうち宅地などの造成工事が終わったため、20日に記念の式典が行われ、東松島市の阿部秀保市長や地域の子どもたちが参加して、JR野蒜駅など地区の2つの駅を結ぶ道路の開通式が行われました。
このあと宅地の引き渡しが行われ、移り住む住民3人が契約書に調印しました。式典に参加した住民たちは駅前に完成した市民センターなどを見学し、地区の再出発を喜んでいました。
来年夏に自宅を再建する57歳の女性は「家族との思い出がつまった野蒜にどうしても戻りたくて待ち続けました。たくさんの人が訪れる場所になってほしい」と話していました。
この地区では、造成が終わった場所に災害公営住宅などを建設する工事が来年夏ごろまで進められ、およそ450世帯1400人が入居する計画です。
東松島市などによりますと、東日本大震災の被災地での高台への集団移転としては最も多い世帯が移り住み、最大規模の事業になるということです。
一方、復興に時間がかかり仙台市などに移り住んだ人も多く、まちのコミュニティーをどのように作っていくかが課題となっています。
このうち宅地などの造成工事が終わったため、20日に記念の式典が行われ、東松島市の阿部秀保市長や地域の子どもたちが参加して、JR野蒜駅など地区の2つの駅を結ぶ道路の開通式が行われました。
このあと宅地の引き渡しが行われ、移り住む住民3人が契約書に調印しました。式典に参加した住民たちは駅前に完成した市民センターなどを見学し、地区の再出発を喜んでいました。
来年夏に自宅を再建する57歳の女性は「家族との思い出がつまった野蒜にどうしても戻りたくて待ち続けました。たくさんの人が訪れる場所になってほしい」と話していました。
この地区では、造成が終わった場所に災害公営住宅などを建設する工事が来年夏ごろまで進められ、およそ450世帯1400人が入居する計画です。
東松島市などによりますと、東日本大震災の被災地での高台への集団移転としては最も多い世帯が移り住み、最大規模の事業になるということです。
一方、復興に時間がかかり仙台市などに移り住んだ人も多く、まちのコミュニティーをどのように作っていくかが課題となっています。