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「いいとも」に挑んで大撃沈! 半年で終了した伝説の番組「まっ昼ま王!!」

2016年11月19日 22時12分

ライター情報:下地直輝

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「いいとも」の牙城は高く…(※写真はイメージです)

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90年代、平日お昼のテレビ番組の人気は、みのもんた司会の『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)とタモリ司会の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の二強。他局も、次々と新番組を打ち出すものの、あえなく撃沈していた。

そんな中で、伝説の番組となっているのが1994年10月からテレビ朝日系で放送がはじまった『まっ昼ま王!!』である。この番組は日替わりのコーナーと、曜日ごとのレギュラーゲストをそろえ「いいとも」を強く意識した構成を取っており、早すぎた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)とも言えよう。

「いいとも」を意識した『まっ昼ま王!!』


各曜日の主な出演者は月曜「幸福のどん底」 (田代まさし島崎和歌子他)、火曜「電撃!ナベカルチョ」(渡辺正行大桃美代子そのまんま東他)、水曜「ダイナミック商会」(山瀬まみガダルカナル・タカ他)、木曜「濡れてにアワー!!」(桂三枝長野智子他)、金曜「極楽スポーツ家族」(神田正輝今田耕司東野幸治飯島愛、浅草キッド他)である。

いずれも知名度のあるタレントをそろえており、テレビ朝日の意気込みを感じさせる。さらに、金曜日は鬼才テレビマンとして知られたテリー伊藤が演出を担当していた。

伸び悩んだ『まっ昼ま王!!』


だが、この番組は開始当初から視聴率が伸び悩む。そのため、他局の番組でもたびたびネタにされ、『タモリのSuperボキャブラ天国』(フジテレビ系)では“まっ昼間”からベッドインする男女の映像をテレ朝の前で撮影し「照れ屋さんなんだから→テレ朝なんだから」なるネタが登場した。

ライター情報: 下地直輝

実話誌編集者を経てライター。興味関心領域は、怪しい東南アジア、深夜ラジオ、90年代サブカルチャー、メディア文化史、出版文化、近現代史などです。

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