そんな中で、伝説の番組となっているのが1994年10月からテレビ朝日系で放送がはじまった『まっ昼ま王!!』である。この番組は日替わりのコーナーと、曜日ごとのレギュラーゲストをそろえ「いいとも」を強く意識した構成を取っており、早すぎた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)とも言えよう。
「いいとも」を意識した『まっ昼ま王!!』
各曜日の主な出演者は月曜「幸福のどん底」 (田代まさし、島崎和歌子他)、火曜「電撃!ナベカルチョ」(渡辺正行、大桃美代子、そのまんま東他)、水曜「ダイナミック商会」(山瀬まみ、ガダルカナル・タカ他)、木曜「濡れてにアワー!!」(桂三枝、長野智子他)、金曜「極楽スポーツ家族」(神田正輝、今田耕司、東野幸治、飯島愛、浅草キッド他)である。
いずれも知名度のあるタレントをそろえており、テレビ朝日の意気込みを感じさせる。さらに、金曜日は鬼才テレビマンとして知られたテリー伊藤が演出を担当していた。
伸び悩んだ『まっ昼ま王!!』
だが、この番組は開始当初から視聴率が伸び悩む。そのため、他局の番組でもたびたびネタにされ、『タモリのSuperボキャブラ天国』(フジテレビ系)では“まっ昼間”からベッドインする男女の映像をテレ朝の前で撮影し「照れ屋さんなんだから→テレ朝なんだから」なるネタが登場した。…
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