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マスター:嶋本圭太郎
シナリオ形態:イベント
難易度:易しい
参加人数:25人
サポート:0人
リプレイ完成日時:2016/11/14


みんなの思い出

1
1

オープニング

「むむむ‥‥」

 春苑 佳澄(jz0098)の目の前にある机の上には、二つのものがおいてあった。
 リンゴと、小刀である。

「むむむむ‥‥」

 佳澄は二つを見比べるように交互に視線をやりながら、喉の奥でうなり声をあげていた。目つきは険しく、眉間には皺が寄っている。

「むむむ‥‥たあっ!」

 短い気合いを発して、飛びかかるように机に両腕を伸ばす。左手でリンゴを、右手で小刀を、はっしと掴んだ。
「あっ、鞘‥‥」
 が、ここで痛恨のミス。小刀の刃は未だ鞘の中にしまわれたままだった。左手はリンゴで塞がれており、鞘をはずす手はもう空いていない。
 佳澄はしばらくリンゴと小刀をもったままおろおろしていたが、やがて「ううう‥‥、やっぱり無理!」と小刀を手放してしまった。
 そのままふらふらと後ずさり、ベッドの上に背中から転がった。
「はあ」
 ため息。

 もちろん、本当は分かっている。いったんリンゴを置いて、鞘を抜き、改めてリンゴを持てばいい。それだけのことだ。
 だけど、それが出来ない。佳澄はとある事情で火と刃物にトラウマがあり、二十歳を過ぎた今になっても、満足に扱えないのだった。
 この小刀は学園に来る際、祖母から贈られたものだった。何度か挑戦してはみたものの結局は今のようにうまくいかず、よく磨かれた刃が何かを切ったことは一度もない。
「あたし、何にも進歩してないな‥‥」
 佳澄は左手に持ったままのリンゴを口元に持っていき、しゃくりと齧った。皮付きのままでも、リンゴは食べられる。
「でも──」
 そういうことじゃないのだ。



「料理ねえ‥‥そりゃ出来るに越したことはないけど、出来なくたって生きていけるわよ?」
 翌日、佳澄が人生の先輩ということで相談した斡旋所職員の潮崎 紘乃(jz0117)は、割と身も蓋もない返事をした。
「でも、紘乃さんお料理出来るんですよね?」
「まあ一人暮らしだし、簡単なものは‥‥。でも外食も多いし、実際にはそんなにしないわよ。食べさせる相手がいるでなし」
 婚約者と死に別れて以来独り身である紘乃は、自嘲気味に笑った。
「佳澄ちゃんは、火や刃物が使えないから料理も出来ないのよね。そんなに無理して出来るようにならなくたっていいんじゃないかしら」
「ううー‥‥」
 重ねて言われて、しかし佳澄は納得いかないと唇をとがらせた。
「でもあたし、このままじゃいけないと思うんです。怖いから、苦手だからって逃げてばっかりじゃ。きっとこれ以上強くもなれないし、中途半端なままだ、って思うんです」
「佳澄ちゃん──」
「それに」
 佳澄はきっと前を向いた。紘乃に向けて、力強い言葉で。
「料理が得意な人って、なんかカッコいいじゃないですか!」
「‥‥はい?」
「美味しいもので皆をもてなしたりとか、包丁さばきとか! なんか、カッコいいじゃないですか!」
 うーん、語彙力。紘乃は心の中で首を傾げた。この子ってどうも、大事なところでビジョンがおおざっぱなのよね。

「まあ、そこまで言うなら‥‥とにかく、いろいろやってみるのがいいんじゃないかしら?」
 紘乃は机の脇からパンフレットを取り上げた。
「初心者向け料理教室‥‥」
「結構有名な先生らしいわよ。教え方も丁寧で評判がいいんですって」
「う、うーん‥‥じゃがいものコロッケに、煮物に、炊き込みご飯‥‥こんなの、本当にいきなり作れるんですか?」
 パンフレットを見ながら佳澄が首をひねっていると、不意に横から声がした。
「コロッケは作れる」
「わあ!?」
 びっくりして見やると、金髪にサングラスの女の子‥‥リュミエチカ(jz0358)がちょこんと立っていた。
「あらチカちゃん」
「コロッケは、こう‥‥こんな感じで作る。サクサクにするのは、やったことない」
 唐突に会話に入り込んできたリュミエチカは、手の仕草で何事か説明したようだった。佳澄にはさっぱりだったが。
「チカちゃんも、料理教室に興味があるのかしら? コロッケも作れるわよ」
「料理教室」
 いつものようにオウム返しだったが、身体をすいと近づけたあたり、興味はありそうだった。
「じゃ、当日は佳澄ちゃん、案内してあげてね」
「え? あっ、は──はい」
 まだ行くって決めた訳じゃ──という言葉は口に出せず、佳澄はつい頷いたのだった。



「わあ、大きな教室だね」

 料理教室当日、会場で受付をすませた佳澄はリュミエチカを連れて室内へ入った。もっとこぢんまりしているのかと思いきや、なかなか広いし、設備も立派だ。人も数十人は入りそうである。
「ううー、大丈夫かな‥‥」
 緊張しながら待っていると、ドアががらりと開いてコック服の男が大股に入ってきた。「有名な先生」とは彼のことのようだ。
 男は一直線に教壇のようになっているところに立った。生徒として集まった佳澄たちを見回し、「えー、今日は‥‥」と言ったところで、ズボンのポケットの辺りを抑えた。
 どうやら電話の様だ。「ちょっと失礼」と男は言い、横を向いて端末を耳に当てる。
「‥‥えっ!? 生まれそう!?」
 聞こえてきたのはそんな声だった。
「いやだって予定日にはまだ全然‥‥もう病院なの? すぐにって!?」
 明らかにせっぱ詰まった内容の会話を終えると、男はうろたえつつ左右を見回し、叫ぶように告げた。
「せ、先生、あれ、子供! う、生まれるから!」
 そして後ろにあった白板に大きな文字で「自習」と書く。
「あの、あのね! ここ、時間までは好きに使っていいから! じゃ、あとよろしく! ね! 先生、子供だから!」
 そして何故か一度だけにっこり笑うと、あとは振り向きもせずにざわめく教室から走り去っていった。


「えっと‥‥え?」
 後に残された佳澄はぽかんとしている。
「コロッケ‥‥と、あとなんだっけ」
 リュミエチカは話を聞いていたのだろうか。


プレイング

ちのうしすうがたかい・雪室 チルル(ja0220)
高等部2年4組 女 
心情:
「煮物かあ……そうだ!」

目的:
美味しい料理を食べる

行動:
煮物といえば肉じゃが!
せっかくコロッケ用にお肉もあることだし、
ここはあえて肉じゃがにチャレンジ!
基本的には煮物用に用意した具材をベースに、
肉じゃが用にコロッケで使うじゃがいもとお肉を流用。
それっぽく味付けを行い、いかにも肉じゃがですよとアピール。
まあ最悪炊き込みご飯とコロッケもつければ、それっぽくはなるだろう。
完成したらとりあえずみんなで仲良く頂きます。

Dancing on the Edge・陽波 透次(ja0280)
大学部2年9組 男 
【チカ】

現在学年主席を取ろうと必死に勉強中
だが、行き詰ってたので気分転換に参加

折角なので料理の基礎も確り見直そうと思ったけど…
元気なお子さんが生まれると良いな…

何かリュミエチカさんが喜びそうなの作れないかな

パリッサクッ肉汁ジュワーな焼き餃子と
シャキシャキの豆もやしと大根の煮物
枝豆とコーンのぷちぷち炊き込みご飯

を作りたい

食感は楽しめるかな
勉強休憩の夜食にすると美味しい

後は
料理は出来る方だと思うので
必要なら【チカ】の人達にアドバイスしたりとか

リュミエチカさんを見てると思う
地球に住むはぐれや堕天した子も安心して生きられる世界にしたい
その為にも勉強頑張らないと
出世して偉い立場になれば出来る事も増える筈

蒼き覇者リュウセイガー・雪ノ下・正太郎(ja0343)
高等部3年4組 男 
料理教室に参加、腕前は家庭科の成績普通。
参加者に挨拶して交流、周りを見て手伝い教えられる事があればできる範囲で教える。

手洗いうがいはもちろん、器具や食材の洗いや火加減など衛生面重視。
青で統一したエプロンとバンダナと白マスクを着用、ビニールの手袋も使う。

コロッケを作る中で強力粉と薄力粉と塩水を混ぜてこねて30分寝かして餃子の皮も多めに自作。
コロッケの中身と皮で焼きと揚げのコロッケ餃子も作る。

余った皮は混ぜて捏ねて打ち切り茹で麺に、麺つゆは市販のを持込み。

作った料理を皆に振舞い自分も食べる。
交流しつつ仲間の料理もいただけるのはありがたく食べて、素直に褒める。





ドクタークロウ・鴉乃宮 歌音(ja0427)
大学部6年6組 男 
どうも
臨時講師です(
と真面目に作り方を教えよう
一般人向け

基本のコロッケの作り方を丁寧に
わからない人は真似してね
できる人はアレンジも結構

馬鈴薯皮剥いて茹でて潰す
玉葱みじん切りして炒める
挽肉入れてパラパラになるまで
全部ボウルに入れて塩胡椒ナツメグバター入れてざっくり混ぜて冷ます
冷めたたねを楕円形に(隙間ないよう力入れて
小麦粉卵につけてパン粉をまぶす
油を加熱(温度計で高い温度に
一個ずつ油に入れて揚げる(入れて三十秒は触らない、ひっくり返して均一に

可能なら
何センチくらい、分量はどれくらい、道具は何使う
まで細かく教える
フローチャートにして工程をわかりやすく

legion raid victor・小田切ルビィ(ja0841)
大学部2年3組 男 
はー?料理教室の取材目的で参加したってのに、自習とか意味ねぇじゃん!?
駄菓子菓子、食材フリーってのには非常に惹かれるものがある…(ゴクリ)
――よし、折角の機会だ。
俺の財力じゃ絶対に食えねえ夢の料理『寿司トースト』を作ってやんぜ!!(どーん)

料理は殆どやらねェが、剣が振るえンなら包丁扱うのだって簡単簡単!←
新鮮な鮪・サーモン・ウニ・甘エビ等を躊躇なく包丁で捌き、ワサビや醤油で味付け
最後にカリッ☆と焼いたトーストの上に上記のネタを敷き詰めて完成!
老若男女大喜び間違い無し!夢と浪漫に溢れた贅沢な一品だ

完成後、ファーフナーや妹の聖羅に試食して貰った後、
沢山作って料理教室の皆にも振る舞うぜ!(自信満々

ひとを、心を救う・浪風 悠人(ja3452)
大学部3年11組 男 
※アドリブ歓迎

【心情】
『自習…?じゃあ晩飯にフルコース作るか』

【準備】
実習で何作るか分からないので事前にクーラーボックスに家の食材を下準備して詰めていた

【行動】
まず前菜としてクーラーボックスから海藻類とタコの足を出して刻んで酢の物に
次にスープはボックスから舞茸とシメジを出してコンソメスープに
次は魚、アジを開きにして塩焼き
次は肉料理、筋切りや叩きで柔らかくした鹿肉のガーリックステーキ
更に大根サラダ、栗きんとん、柿を用意し
それらを少量ずつ盛ってフルコースに
食材は海産物は学園産、野菜果物は自家製、山菜と肉は嫁とハントした安心安全の食材だと説明する
嫁の分を確保したらNPCや他の参加者達にも味見して貰う

レミエル様の盾となる・巫 聖羅(ja3916)
大学部2年11組 女 
別に料理が作れないって訳じゃないけど、
評判の良い先生だって聞いてたから期待してたのになぁ…
まぁ自習になってしまったものは仕方無し
幸い食材は豊富にある事だし、春苑さんの苦手意識を克服するお手伝いも兼ねて、
彼女と一緒に炊き込みご飯と茶碗蒸し作りにチャレンジよ!

兄さん(小田切ルビィ)が作っている変な料理()を横目に作業開始
炊き込みご飯は松茸…は無いだろうから、タケノコで
茶碗蒸しはオーソドックスに、椎茸・鶏肉・カマボコ・銀杏etcが入った物を作りましょう
春苑さんには包丁や火を突然扱って貰うのではなく、
それ以外の作業(お米研ぎ、卵割、かき混ぜ、味付け等)を担当して貰う形で
まずは少しずつ慣れて行く事が大切

キッチンの魔術師・星杜 焔(ja5378)
大学部2年1組 男 
アドリブ○

佳澄の料理特訓支援
火と刃物使わず隣で見本調理
各々の完成品食す

IH卓上コンロ使用
初めにだし汁纏め調理

*茸炊き込み飯
米とぐ
手で茸下拵え
だし汁調味料で茸加熱
炊飯器に材料入れ炊込飯コース

*里芋煮物
洗った里芋ラップかけレンチン
手で皮むき
固い所スプーンで削り
だし汁調味料で落蓋使い煮る
一度冷まし味染込

*コロッケ
ミキサーで玉葱みじん切り(無理なら抜き
豚挽き肉と↑塩胡椒炒め

皮ごと蒸したじゃが芋の皮手でむく
芽は毒
黒や赤の筋ばった箇所スプーンで除く
しゃもじで粗く潰し
具とだし汁とざっくり混ぜ(粘らぬ様注意
小麦粉と卵混ぜた液(外サク中しっとりになる)に通しパン粉つけそっと油の中へ
揚げあがり音変わる

洗ったキャベツむしる

腕利き料理人・美森 あやか(jb1451)
高等部3年3組 女 
【チカ】

本日は「作れる物を増やしたい」愛莉ちゃん(神谷愛莉(jb5345)と明日夢君(礼野明日夢(jb5590)の付添です
2人の姉兄とあたしが幼馴染なので…油を使う料理に小学4年生2人だけ、は不安だと頼まれました

あ、リュミエチカさん?
コロッケ好きですもんね「良かったら、一緒に作りませんか?」
基本は初心者用のテキストに従って…時間と手順を考えると炊き込みご飯、煮物、コロッケの順でしょうか?
じゃが芋と人参を茹でて、潰して
玉葱のみじん切りは、愛莉ちゃんと明日夢君は出来るけど、リュミエチカさんは…おろし金の目の粗い物をお渡ししてすりおろしをお勧め
揚げる際は年少組には少し離れてもらって見学
「揚げ物は中学生になってからね

バラクラバー・Robin redbreast(jb2203)
高等部2年2組 女 
サバイバル育ちのため、かつては食事は胃の中に入ればみんな一緒派だった
見た目も味もキニシナイ
比較的味覚音痴
調理も盛り付けも豪快だった

ただ最近は、学園の食堂等で普通の食事をとるようになり
自分の食に対する大雑把さに多少は気づいてはいたが
特に生きていく上で問題はないので放置プレイしていた

今回は先生に勧められて参加してみた
基本は真面目な性質なので、参加したからには完璧に身に付けようと思っていた矢先
自習を申し付けられたため
結局、自己流(豪快)で作り始める

(突っ込み、絡み、アドリブ歓迎です)
(素直なので、教えには忠実に従います)

「美味しいね」(失敗作でも何でも、何を食べてもおいしく食べられる派)

頑張る人の応援者・黄昏ひりょ(jb3452)
大学部1年5組 男 
アドリブ・絡み歓迎

(春苑さんが料理か…。ん〜…有名な先生が指導との事だけど、大丈夫かなぁ…心配だ)

そういう思いで一緒に来てみたものの予想外のハプニングに自分も一瞬呆然
教わる中で刃物や火を扱うのが苦手なのを克服出来ればいいな…と思っていたが
それ以前の問題だった

こうなったら皆でフォローするしかない
確かに苦手を克服するのは春苑さんだけど…
最初から全部を一人でやる必要はないと思う

自転車だって、最初は補助輪付けて誰かに支えてもらいながら慣れていくのだから

俺も精一杯フォローするぞ!
春苑さんに付っきりで他の方に教わりつつ料理をする

一歩の勇気を踏み出せるよう
震える春苑さんの手を支える
俺達が付いてる、ふぁいと!

リコのトモダチ・神谷 愛莉(jb5345)
小等部4年1組 女 
料理は学園に入学してから頑張って勉強してます
レンジを使ったり炒め物や煮物は出来るようになってます
でも揚げ物だけは「油を大量に使って危ないから」とお兄ちゃんがいる時しかやらせてくれません
1人で出来るようになりたいですの!

という訳で初心者講習にアシュ(礼野明日夢(jb5590)と一緒に参加です
…お兄ちゃん達が心配してあやかさん(美森あやか(jb1451)がついてくることになりました

炊き込みご飯と煮物はテキストを見れば出来ますですの
コロッケは…初めから作るのは初めてかも
あやかさんが近くにいる女の子と一緒に作り方1から
で、一番の揚げ物ある程度終った所で
「コロッケの場合揚げずに、油を少なくして焼く作り方もあるんですよ

リコのトモダチ・礼野 明日夢(jb5590)
小等部4年1組 男 
ご飯を炊いたりフレンチトーストやベーコンエッグ、茹で卵やサラダは作れます
でも調理技能をステップアップさせたいのです
姉さんとお姉ちゃんが依頼で出た時、お姉さんのご飯位は作れるようになりたいのです

という訳で本日エリ(神谷愛莉(jb5345)と一緒に調理講習に参加です
油を使うコロッケがある事に心配した姉さんと愛莉のお兄さんのお願いで、あやかさん(美森あやか(jb1451)が付添になりました

まずは炊き込みご飯
具材を切って、炊飯器で炊けば良いんだよね
お姉ちゃんがおこげ好きなんだよな…えっと、水を心持ち少なめ、お醤油を少し多めに入れれば炊飯器でおこげが出来易い…だったかな?
キャベツの千切りはまだ下手なのでスライサーを探し

童の仲間・レティシア・シャンテヒルト(jb6767)
中等部2年1組 女 
料理はそれなり。でも独学では引き出しが偏るし、基礎から学ぶのも良いかなと
・状況把握。無事に生まれる事を祈りつつ、不在時に問題が起こっては先生も立つ瀬なかろと程々に頑張る所存。消火器やガス栓の位置をそれとなく確認
・一般参加者さん達とご一緒させて頂く感じで。真白のドレスに割烹着です。しゃきーん
 用意されているレシピ通りに作ってみましょうと。失敗したら苦手意識持っちゃいますしね。料理は楽しく。食べさせたい人の事を想像してみるのもよいですよ
・時間があればクッキーづくり、やりたいです。創造スキルでちっちゃな猫さんの型を作って、旬のかぼちゃクッキーを可愛く美味しく。料理教室の思い出のひとつにでもなればと


扶桑の枝・樒 和紗(jb6970)
大学部1年7組 女 
竜胆兄(jb7192)に少しでも自炊させるべく連行・監督で参加
「自習だからとサボれるとは思わないように


竜胆にはコロッケ、洋風炊込みご飯を作らせ
自身は+大学芋、豆腐スープを


リュミエチカの所にフラフラ行っているのを連れ戻しがてら
彼女にも声かけ
「楽しく料理出来ているようで何よりです


「竜胆兄は手先は器用なのですから、後はヤル気を出せば料理も出来ます
彼の場合、そのヤル気が1番問題だが
とりあえずスパルタで指導
「どれだけ唐辛子入れる気ですか(グー殴り


春苑には豆腐料理をお勧め
スプーンでも調理出来る
「自分に合った料理を探し、何より楽しむ事です(微笑

チカには大学芋(水あめパリッと)贈呈
皆で作った料理を試食


絡み・アドリブ歓迎

悪戯のピエロ・砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)
大学部3年5組 男 
和紗(jb6970)に連行され参加
「ご飯とか、和紗の店に行けば食べられるのに…(ぶー」
え?毎日夕食行ってるのが原因だとか知らないな(


コロッケと洋風炊込みご飯作らされる
リュミエチカちゃん見つけたらふらふら〜と遊びに
「コロッケ作り? エプロン姿も可愛いね♪」
お喋り楽しみたいのに、和紗にずるずる連れ戻され(手振ってバイバーイ


和紗に厳しく指導され、ヤル気なさげに作業
「ご飯、パンチ効かせようかな(唐辛子どさっ」
「酷い!ぐーで殴ったわね!?」
でもこうして構ってくれる時間も楽しいのは内緒にしておく(


春苑ちゃんへの和紗の言葉にツッコミ
「その“何より”が僕出来なかった気がする(遠い目」

皆で試食
だが甘い物は断る!


絡み/アド歓迎

不死鳥の歌姫・水無瀬 文歌(jb7507)
高等部3年2組 女 
心情】
「ミュゼットさんやアルグスさん,あの後どうされているのでしょう…?

目的】
アルグスさんの為にミュゼットさんと料理を作る

行動】

ミュゼットさんへ怪我をされてるアルグスさんの為に一緒に料理を作ろうと提案
「アルグスさんまだ怪我で本調子ではないみたいですし,お粥を作って差し上げるのはどうでしょう?

ミュゼットさんが明日以降すぐに一人で実践できそうなお粥を選択
「単なる白粥のほかにも芋を入れたり,水の代わりにお茶で焚いたりと色々なバリエーションができますよ

2人に今の生活の様子を聞いてみる
2人が皆と打ち解けられるように気を配るね

烈火の拳を振るう・川内 日菜子(jb7813)
高等部3年1組 女 
◆方針
・トラウマ克服への協力は惜しまないという約束のもと、
春苑とその同行者と行動を共にする

・調理実習の意図にそぐわないので、パイロキネシス能力は使わない
火が使えたらいいというモノでもないし、自由と好き放題は何か違うと思う


◆行動規範
・ポテトと聞いて一瞬ポテトサラダかと人知れず期待したり、
キノコと聞いて思わず「あー……」と言葉に詰まったり
我ながら子供舌染みてて恥ずかしく、とても好みは口に出せない

月に群雲、花に風、されど・ファーフナー(jb7826)
大学部3年7組 男 
高名な講師ということで
恥も外聞もなく習いに来てみたものの
島外であるはずなのに、見知った顔が多いのは何故だ……←

しかも唐突に自習とは……
いやしかし、子が生まれるというなら仕方がない

炊き込みご飯と煮物という和食目当てで来たのだが
このまま一人で自習しても、家でレシピを見て作るのと変わりがない
ここは誰か達人に師事したいところだが……

(などと葛藤を経て、誰か料理上手な方々と絡ませていただけたら幸いです。アドリブ歓迎)

215号室の海が好き!・ザジテン・カロナール(jc0759)
中等部3年1組 男 
捏造交流称号歓迎

もっと料理が上手になりたいです
そう思って、料理教室に行ってみるですよ

【チカ】
皆でお料理しつつ仲良くなりたい
チカとは初対面なのでご挨拶

筑前煮を作る
包丁の使い方はだいぶ慣れたけど自信がないですよ
最初は怖かったけど、正しく使えば美味しいもの、作れるです

人生初の圧力鍋使用
興奮しつつも緊張しちゃうかも
※筑前煮の出来はお任せします

時間があればサトイモと鶏肉のコロッケも作る

食事は皆で仲良く「いただきます!」
皆が作った物も美味しそう! 味見したいです


勇者(RPG的な)・ダリア・ヴァルバート(jc1811)
高等部3年4組 女 
【チカ】
「私の神の右手が火を吹きますよ!!!」
わいわい料理出来ればいいなぁ型、不知火あけびとリュミエチカと三人で一緒にコロッケ作成
取り敢えず揚げられれば良いんですよね??思考でコロッケの中身はチョコレートと人参をミキサーで混ぜたもの等適当なものを綯い交ぜに
ロシアンルーレット式で食べる事を提案、無関係な人を巻き込んでいく
アドリブ大歓迎

北風を身に纏い・不知火あけび(jc1857)
高等部2年1組 女 
【チカ】
皆でリュミエチカちゃんと料理を楽しむ


姫叔父の妹分
一号あけび
二号ダリアちゃん(親友
三号チカちゃん
初対面!
料理しつつ仲良くなりたいな

【チカ】の皆の手伝い
自炊だし料理は感覚でやる派
雑談も楽しみつつ味付け以外の所で働くよ

ザジテン君の煮物の材料を切る
圧力鍋は初使用。すぐ柔らかくなると驚く
透次さんの餃子包みには妹分三人で参加
「さぁ誰が一番上達するでしょうか!
意外と難しい…!

個人料理
妹分達でコロッケ作り
チカちゃんが好きらしいし南瓜好きな姫叔父に後で南瓜コロッケをあげたくて
「妹分三人が作ったって聞いたら喜ぶよ!
手伝い歓迎
揚げる時チカちゃんには下がってて貰う

完成したら皆で食べる
全部絶賛
美味しいものは正義



リプレイ本文

 突然‥‥統率するものの居なくなった料理教室は、ざわざわしていた。

 春苑 佳澄(jz0098)の横でさてどうしようと脳を再び回転させようと黄昏ひりょ(jb3452)が必死になっていると、少し離れた席にいた巫 聖羅(ja3916)の声が聞こえた。
「評判の良い先生だって聞いてたから期待してたのになぁ‥‥まぁ自習になってしまったものは仕方無し、幸い食材は豊富にあることだし、新しいメニューにチャレンジよ!」
「そ、そうだよな」
 ひりょは頷いた。
「春苑さん、俺たちも手伝うよ。だから、みんなで挑戦してみようか‥‥ね、川内さん」
 川内 日菜子(jb7813)もはすぐに頷いた。
「春苑がその気なら、もちろんだ。協力は惜しまないという約束だからな」
「二人とも‥‥えへへ、ありがとう」
 佳澄は不安ながらもちょっとだけ勇気づけられたような、眉の下がった笑みを浮かべた。
「挑戦、協力? なあに、どうしたの?」
 そこへ声をかけてきたのは、先ほどひりょの後ろで呟いていた聖羅であった。
「実は‥‥」

「そういうことなら、私も手伝うわよ!」
 ひりょたちから事情を聞いた聖羅は快活に言った。
「本当?」
 顔を輝かせた佳澄は、「あれ、でも聖羅ちゃんは、今日は一人なの?」と聞いた。
「ああ、私も一応──」
 答えながら、聖羅は背後を見やる。

「これだけの食材がフリー、使い放題ってのは非常に惹かれるものがある‥‥」
 そこでは、彼の兄である小田切ルビィ(ja0841)が生唾を呑み込んでいた。
「料理教室の取材っつー目的はハズレたが、こうなりゃ折角の機会、俺の財力じゃ絶対食えねえ夢の料理を作ってやんぜ‥‥」
 ルビィは高らかに宣言した。

「その名も『寿司トースト』をな!!!!」
 ドォォン! ←背景SE

「‥‥いいの、気にしないで」
「え、でも──」
「いいから。それより春苑さんのことだけど、いきなり包丁や火を扱うより、まずは他のことから初めて、料理自体に慣れてもらうのがいいんじゃないかしら」
「そうだな、春苑は料理経験自体がほとんどないのだろう?」
「うん‥‥」
 日菜子の問いに佳澄が申し訳なさそうに頷いた。ところで。
「あれ、そういえば‥‥星杜くんは?」
 実は、佳澄と一緒に来ていた人物はもう一人いたのだが‥‥姿が見えない。
 少し離れたテーブルの下から「ここだよ〜」と声がした。
 星杜 焔(ja5378)は、テーブル下の器具棚を漁っていたらしい。日菜子がのぞき込むと、まさになにやら大きな箱を取り出したところだった。
「これなら、佳澄ちゃんも怖がらずに使えるかも、って思ったんだ」
 そう言いながら立ち上がった焔が見せたのは、炎の出ないIH調理器だった。

   *

 リュミエチカ(jz0358)は、周囲の騒がしさをぼけっと見ていた。たぶん、ほっとかれたら時間までぼけっとしていただろう。
「リュミエチカちゃん、でしょ!」
 幸いにも、声をかけてくれる人がいたのでそんなことにはならなかった。──のだが。
「‥‥誰」
 知らない人だった。
「あっ、そうか、初対面!」
 袴姿も勇ましい少女は笑顔を零した。
「私、不知火あけび(jc1857)だよ。妹分一号! って言ったらわかるかな?」
「‥‥‥‥おお」
 少し前の夏祭りで言われたことを、リュミエチカは思い出した。──妹分三号。
「二号は?」
「こっち!」

 少し離れたテーブルに集まっていた人の中には、リュミエチカが知っている人もいた。
「トージ。アヤカ」
 陽波 透次(ja0280)と美森 あやか(jb1451)は、彼女とたびたび面識があった。二人とも料理は心得があるはずだ。
「二人とも、コロッケ作りに来たの?」
「僕は、試験勉強の息抜きに。折角なので料理の基礎を見直そうかとも思ったけど‥‥」
 透次は苦笑した。
「私は、この子たちの付き添いです」
 あやかの後ろに、彼女より一回り小柄な男女が一組あった。
「初めまして、神谷 愛莉(jb5345)ですの」
「礼野 明日夢(jb5590)です!」
 二人は促されて、それぞれしっかりとした挨拶をした。
「アヤカの‥‥子供?」
「ち、違います! ふたりの姉兄があたしの幼馴染なので、頼まれたんです」
 大慌てで否定する。いくら既婚者とはいっても、さすがにこの年齢の子供がいるはずはないのだが‥‥そこは悪魔ならではの感覚、なのだろうか。

 あけびが、改めてリュミエチカを呼んだ。
「というわけでこの子が妹分二号、こと、私の親友、ダリアちゃんだよ!」
「ダリア・ヴァルバート(jc1811)ですよろしくお願いします!!!!」
 あけび同様、初対面となるダリアは最初から感嘆符多めだった。
「今日は料理ということで!! 私の神の右手が火を吹きますよ!!!」
 差し出された右手を、リュミエチカはまじまじと見つめた。
「‥‥熱いの?」
「まだ吹いてないので熱くないです!!!」

「ここは、賑やかですね。僕も混ぜてもらって良いですか?」
 さらに男の子が一人やってきた。
「ザジテン・カロナール(jc0759)です。良かったら、皆でお料理したいですよ」
「もちろん、歓迎だよ。ね、リュミエチカちゃん?」
 あけびがザジテンを招き入れる。リュミエチカは、いつの間にか自分の周りに集まった人の多さに口を開けていた。
「アケビ‥‥ダリア‥‥エリ‥‥アスム‥‥ザジテン」
 今日初めて顔を合わせた人の名前を順繰りに呟いていた。

   *

「唐突に自習とは‥‥いやしかし、子が生まれるというなら仕方がない」
 ファーフナー(jb7826)は、行動を決めかねている一人であった。
(しかし、妙に見知った顔が多いのは何故だ‥‥)
 島外なのにね。
 高名な講師と聞いて一念発起し、わざわざここまで来たのである。自習では家でレシピを見て作るのと変わりない。
 誰か、師事できるような達人はいないものかと、周囲を見回した。

 右を見ると、Robin redbreast(jb2203)がいた。
「自習‥‥か。仕方無いね」
 Robinはそう呟くと、食材庫の方に向かっていく。特に動じるでもないその姿勢に、ファーフナーはすわ彼女が達人か、と期待しながら赤いフードの背中を目で追った。

 やがて彼女は、顔ほどもある塊肉を抱え込んで戻ってきた。
(なにを作るつもりなんだ?)
 Robinはまな板の上に塊肉をでんと置く。全体に塩を擦り込んだ。
 そして言った。
「じゃあ、焼こうかな」

(違う、彼女は達人ではない!)
 料理初心者のファーフナーにも分かってしまった。彼女は豪快肉焼きうーまんであって、決して達人ではないのだった。

 ファーフナーは左を見た。そこには浪風 悠人(ja3452)がいた。
 悠人は眼鏡を光らせ言った。
「自習‥‥? じゃあ晩飯にフルコース作るか」

(フルコースというと‥‥フランス料理のような?)
 咄嗟にそんなものを作れるとしたら、間違いなく料理上級者だ。ファーフナーは期待を込めて彼を見た。
 悠人は食材庫へは向かわず、足下に置いてあったクーラーボックスを開いた。彼の私物だろうか?
 クーラーボックスから、食材が取り出されていく。キノコに山菜、魚に、果ては妙に赤身の濃い肉──あれは何肉?
「それは‥‥どうしたんだ?」思わずファーフナーは聞いた。
「家の食材を持ってきてたんです。何作ることになってもいいように」さらりと悠人は答えた。
 早速下拵えを始めた悠人の手つきは手慣れたものだったが、彼は彼でちょっとしたサバイバル料理人の気配が漂い、初心者が教わるにはちょっと次元が違うような気がするのだった。

 不意に教室の扉ががらりと音を立てて開いた。
 エプロン姿の少年が、コツコツと靴音を響かせて教壇へ向かっていく。
 少年──鴉乃宮 歌音(ja0427)は、ざわめきつつもこちらを注視している一般受講者等の視線を受け止めつつ、教壇に立つと、言った。

「どうも、臨時講師です」

 周囲の呆けた反応を後目に続ける。
「コロッケ、煮物、炊き込みご飯か‥‥問題ない。親切丁寧に教えてあげよう。ああ、自習を続けたい人はご自由に」
 そのあまりにも堂々とした態度に、何人かは彼が本当に臨時講師だと思ったらしい。人が集まりだしていく。これ幸いと、ファーフナーもその輪に加わるのだった。



「よし、俺もこっちで作ろうかな‥‥皆さん、よろしくお願いします。手洗いうがいはばっちりですか?」
 歌音を中心とした輪に加わった雪ノ下・正太郎(ja0343)が、はきはきと周りの受講者に挨拶をした。
「不在の間に何かあっては、先生も立つ瀬がないでしょうしね‥‥。消火器やガスの元栓の位置は、先ほど確認してきました」
 と言ったのは、レティシア・シャンテヒルト(jb6767)。
「無事に生まれることを祈りつつ、おいしい料理を作りましょうね」
 傍目には年端も行かない少女に見えるレティシアが、白のドレスに和風の割烹着という出で立ちで笑顔を見せると、突然の出来事から続いていた戸惑いもようやくほぐれていくようだった。

「さて、こっちを見てほしい」
 歌音が呼んだ。見ると、彼の背後のホワイトボード(さっきまで『自習』と大書されてあったものだ)に、細かく書き込みがされてあった。

−−−−−
コロッケの作り方 二人分
1.馬鈴薯2個を茹でる→皮を剥いて潰す

2.玉葱1/2個をみじん切りにする→炒める→透き通ってきたら挽き肉を入れて全体をパラパラにする
 ↓
3.1、2を全部ボウルに入れて塩胡椒ナツメグバター入れてざっくり混ぜる→冷ます

  ・
  ・
  ・

−−−

「大まかな流れを書いておいた。手順が分からない人はこの通りに。できる人はアレンジも結構」
 歌音はホワイトボードを皆に見えるように見せつつ言った。
「より細かい部分は、随時伝えていこう」
「それじゃ、まずはじゃがいもを茹でるところからですね」
 正太郎が水を張った寸胴鍋をコンロの上に置いた。
「洗ったら持ってきてください。一気にやっちゃいましょう」
「このレシピ通りに作れば、きっと美味しいポテトコロッケが出来ますね♪」
 じゃがいもを水で洗いながら、レティシアはうきうきと言ったのだった。

   *

「ポテト‥‥ポテトサラダ?」
 どこからか流れてきた単語に日菜子が反応した。
「今日はポテトコロッケだよ、日菜子ちゃん」
「あ、ああ‥‥そうだったな。何でもない。忘れてくれ」
 佳澄に突っ込まれて下を向く。
「ポテトサラダも美味しいよね」
「そうだね〜潰すところまでは同じだしね〜」
 聖羅と焔は鍋を前にして言い合った。
「春苑さんは、今のところ平気かな?」
「うん。IHってすごいね!」
 後ろで見守っているひりょに、佳澄は振り返り笑顔を見せた。まだほぼ鍋に水を張って暖めているだけだが、それだけでも彼女にとっては進歩である。
 焔が見せる手本通りに進めていくと、やがて鍋一杯にだし汁ができあがった。
「こんなに使うの?」
「今日はほとんどのレシピに使うからね〜次はお米をとごうか〜」

「それにしても‥‥このレシピすごいわね。彼女のために考えたの?」
 佳澄が米をとぐ横で、自分の料理に使う食材を刻みながら聖羅が言った。
「刃物を使わなくても、基本的な料理は割と作れるからね〜」
 炎の出ないIH調理器を併用できればなおさらである。
「でも茶碗蒸しもいいアイデアだね〜」
 聖羅が追加で作ろうと言ったのがその茶碗蒸し。具材は聖羅が準備するが、卵液の用意など他の行程は佳澄でも問題なく出来るはずだった。

「お米とげたよ、星杜くん!」
「うん、いい感じだね〜次は‥‥」
 焔は逡巡するような仕草を見せた。
「コロッケ用にタマネギをみじん切りにしたいんだけど‥‥」

「大丈夫か、春苑?」
「う、うーん‥‥」
 包丁を使わずにみじん切りにする手段として、焔が用意したのはミキサーだった。
 確かに直接触るわけではないが、機械の中に刃がしっかり見えている。
「無理そうなら、タマネギは抜きでも‥‥」
 焔が言った。佳澄は迷っているようだった。
「春苑さん」
 ひりょが横に並んだ。思い切って彼女の右手を取ると、その手は震えていた。
「俺たちが付いてる。ふぁいと!」
 勇気づける言葉。そして佳澄を見守る複数の視線が、彼女の背中を押した。

「ひ、ひりょくん。しっかり押さえててね?」
 佳澄のては蓋をしたミキサーの上。さらにその上に、ひりょの手が包むように置かれている。
「えいっ」
 佳澄が意を決してボタンを押した──が、何も起こらない。
「隣のボタンじゃないか?」
「あ、あれ?」
 今度こそ、高い音をあげてミキサーが回転を始めた。
 これも彼女の小さな一歩。
(なかなか順調ね)
 聖羅はふっと思い出したように横を見た。

 ──その頃の兄さん──

「剣が振るえンなら包丁扱うのだって簡単簡単!
 マグロ・サーモン・ウニ・甘エビ──ハハッ、使い放題だぜ!」

 ──その頃の兄さん・終──

   *

「明日夢君、具材は準備できました? ‥‥うん、じゃあそれも炊飯器の中に入れちゃいましょうか」
 あやかは明日夢が切った材料を確認して、笑顔で頷いた。鶏肉、しめじ、人参‥‥基本に沿った炊き込みご飯である。
「はい、アシュ。具を入れたら、調味料も加えますですの。お酒は大さじ1、お醤油は大さじ2‥‥」
 愛莉が明日夢に向け、分量を口にしながら調味料を手渡してくる。
「お姉ちゃんがおこげ好きなんだよな‥‥」
 受け取りながら、明日夢は普段の様子を思い出す。
「えっと、水を心持ち少なめ、お醤油を少し多めに入れればおこげが出来易い‥‥だったかな?」
 以前仕入れた記憶を元に、お醤油は倍の大さじ4だ。
 ‥‥そうとは知らない愛莉は、隣で作業をしている透次の様子が気になっていた。
「あなたは、何を作っているんですの?」
「今は炊き込みご飯の仕込みです。ちょっと変わり種ですけどね」
 と言って透次が見せてくれた具材は、緑の枝豆、黄色のコーン。
「ぷちぷちとした食感が楽しめると思いますよ」

「それじゃあ次は‥‥コロッケの種を作りましょうか」
「コロッケ‥‥はじめから作るのは、初めてかもです」
 愛莉が言うと、隣のリュミエチカが「チカは、ある」と肩をそびやかした。
 しかし。
「じゃがいもは今こっちで茹でてるから、タマネギのみじん切りをお願いします」
「はいですの」
「‥‥みじん切り」
 愛莉と明日夢が戸惑うことなく包丁を手にした一方で、リュミエチカは小首を傾げるだけだった。‥‥彼女がしたことあるのは、お手伝いである。
「リュミエチカさんは、これを使ってくださいね」
 あやかはくすりと笑って、彼女を呼んだ。

 ザジテンとあけびが、並んで野菜を切っている。
「ザジテン君、結構料理慣れてるね?」
「包丁の使い方はだいぶ慣れたけど、まだ自信がないですよ」
 あけびに褒められたザジテンは照れ気味に答えた。
「でも、こうやって皆でお料理するのも楽しいです」
 隣にリュミエチカがやってきて、大きめのボウルとタマネギをどんと置いた。
「リュミエチカちゃん、それは?」
「みじん切りにする」
 でも、包丁がない。
 代わりにあるのは、目がとても粗い下ろし金。リュミエチカはタマネギを下ろし金にセットすると、迷い無く上下にすり下ろし始めた。
「‥‥ちょっと楽しい」
 包丁を使わない、これもひとつの手段である。
「あっ、目にきた!」
 と叫んで眉間を押さえたのは、何故かあけびであった。
「目?」
 今日もサングラスをしっかりかけているリュミエチカは、何のことやら分からずにいた。

 ところでダリアは、
「さあーどんどん作っていきますよ!!!」
 ミキサーをフル活用してコロッケの種を自作しまくっていた。赤いのとか。緑のとか。
 ちなみに今、ミキサーの中は黒と赤の何かが混ざり合って得体の知れない何か、いやコロッケの種です。
「うふふふ今は私の右手に触らない方がいいですよ火を!! 吹いてますから!!!」
 絶好調のダリアであった。



「そろそろいいだろう。コロッケの種を揚げる形に整形していく。楕円形が基本だね」
 歌音の指示で、受講者がバットに広げていた種をまとめ始めていく。
「一度冷ますのは何故だ‥‥?」
 ファーフナーが遠慮がちに問う。
「揚げるときに温度差がある方がさっくり揚がる。それと、温かい種をそのまま揚げると爆発することもある。いずれにしても、冷ました方が失敗しない」
「‥‥なるほど」
 理路整然とした回答に納得して、彼も整形に取りかかった。
 隣ではさっきまで豪快に肉を焼いていたRobinもいつの間にか加わっていて、せっせとコロッケを形作っていた。
「こんな感じでいいのかな」
 教えられたことを修得するのは早いようで、なかなかきれいに作っている。
 反対側は、と見ると、既にコロッケの整形を終えた正太郎が、なにやら生地を取り出していた。
「‥‥それは?」
「薄力粉と強力粉で‥‥餃子の皮です。よし、こんなもんかな」
 皮の弾力を確かめるとくるくる伸ばして棒状にし、一個分ずつカットしていく。
 皮を作っているのはいいが具がないのでは、と思っていると、正太郎はそんな疑問を察知したかのようにニッと笑った。
「これを包むんですよ」
 示したのは、まだバットに残っているコロッケの種。皮で包んで、コロッケ餃子だ。
こんなアレンジの仕方もあるのか、と感心しきりのファーフナーだった。

 煮物については、細かいメニューに言及せずに(本来の)先生が行ってしまったために、各自結構思い思いに作っていた。
「煮物かあ‥‥煮物といえば!」
 材料を前にはたと思い至ったのは雪室 チルル(ja0220)。
 コロッケを作るための用意されていたじゃがいもとお肉を多めにもらってきて、他の煮物用具材と一緒に鍋へ。
「煮物といえばやっぱり、肉じゃがよね!」
 だし醤油中心にそれっぽく味を入れて、立ち上る匂いに鼻をひくつかせながらチルルは満足げだった。
 とりあえず煮物用にそれっぽい材料を持ってきてあった影響で、にんじんやこんにゃく辺りはともかく、ごぼうやらレンコンやらも一緒くたに煮られてしまっているが。
 チルル的には、これでただの煮物から上位種へクラスチェンジしたも同然であった。
「意外と簡単なのもいいわね!」
 女子力アピールにもお手軽と評判のおかずです。
「コロッケと炊き込みご飯はレシピ通りに作ってるし‥‥十分それっぽいと思うわ!」
 さすがあたいね! とチルルは胸を張った。

 各テーブルで作業が進み、徐々に美味しそうな匂いが漂いだしている。
「手の空いた方がいたら、こちらへ来ませんか?」
 レティシアが、しばらくは火加減の管理だけ、という人たちを呼び寄せた。
「せっかくの機会なので‥‥クッキーづくり、どうでしょう」
 生地は既に寝かせてあって、あとは型抜きの段階になっていた。
 レティシアの右手に淡い光が生まれる。光を摘むように左手を添え目を閉じると、彼女の念に応えるように光が形を変えてゆく。
 やがて光が収まると、そこにはシンプルな仔猫の型が出来上がっていた。
 撃退士の技、『創造』のスキルである。
 見ていた他の受講者から、わあ、と感嘆するような声が漏れた。
「リクエストをくれれば、皆さんにもお作りしますよ」
 出来たばかりの型でクッキーの生地をひとつ抜いてみせるのだった。

   *

 砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)は樒 和紗(jb6970)と並んで料理に勤しんで‥‥
「ご飯とか、和紗の店に行けば食べられるのに‥‥」
「そう言って毎日来てるからです。自習だからとサボれるとは思わないように」
「ぶーぶー。‥‥そうだ、炊き込みご飯にパンチを効かせようかな」
「どれだけ唐辛子入れる気ですか」
「酷い! ぐーで殴ったわね!?」
 いや、あまり勤しんではいないようだったが、とにかく並んで料理をしているのは確かで‥‥
「竜胆兄は手先は器用なのですから、後はヤル気を出せば料理だって‥‥って、いない!?」
 いや、確かでもなかった。

「や、リュミエチカちゃん。エプロン姿もかわいいね♪」
「ジェン」
 ジェンティアン流の挨拶に、リュミエチカは視線を逸らしがちに頷いた。
「何作ってるの?」
「今はですね、餃子の種を皆で包んでいるところです!」
 代わりに答えたのはあけびである。
「餃子?」
「僕が作ろうかと‥‥。パリッと焼ければ食感もいいですし、リュミエチカさんも気に入るんじゃないかって」
 と語った透次に、リュミエチカが種でべたべたになった手を差し出した。
「皮が破けた」
「ああ、このくらいなら‥‥はい、修復できました。慣れないうちは、あまり種を入れすぎない方がいいですよ」
 透次は穴を塞いでリュミエチカに返してやった。
「‥‥難しい」
「あっ、これどうかな、すごくきれいに出来たかも!」
「むむっ、あけびさんやりますね!  私は‥‥いえこれからです。お皿にあふれる失敗作は未来への投資です!! 焼いたらちゃんと食べますし!!!」
「その意気だよダリアちゃん。さぁ最後には誰が一番上達するでしょうか!」
「破れた。べろべろになった」
 女三人よれば何とやら、という光景をジェンティアンが微笑ましく見ていると、むんずと首根っこを掴まれた。
「まだ下拵えは終わってませんよ竜胆兄」
 ギラリ、と眼光鋭い和紗は、リュミエチカには穏やかに語りかける。
「楽しく料理できているようで何よりです」
「ん、楽しい。‥‥カズサも?」
「ええ、もちろんです。ではまた後で」
 和紗は戻っていく。
「完成したら食べさせてね〜」
 ジェンティアンは手を振りながら、ずるずる引きずられていった。

 入れ替わりに、ザジテンがやってきた。
「そろそろ、煮物がいい感じだと思うのですよ」
「ん、圧力鍋だね!」

 あけびたちを連れたザジテンがコンロの前に戻ってくると、既に火の当たっていない圧力鍋は静かにそこに佇んでいた。
「もう、蓋をはずして大丈夫‥‥ですよね?」
「はい、もう蒸気も出ていませんから」
 見ていてくれたあやかに確認をとってから、ザジテンが慎重に圧力鍋の蓋に手をやった。
「どうなってるのかな‥‥」
 あけびやダリアを始め、リュミエチカに、愛莉と明日夢もその様子を見ている。
「じゃあ、取ります」
 蓋をはずすと、湯気と一緒に和風だしのふくよかな香りが漂った。
「うーん、良い匂い!」
 歓声が上がるなか、ザジテンが鍋の中の里芋に竹串を刺した。
「おお、すっと入ります!」
「本当ですか!! やらせてください!!!」
 はしゃぐ生徒たち。初めての圧力鍋は、どうやら大成功のようであった。

   *

 一般の受講者たちに混じって、水無瀬 文歌(jb7507)も料理に取り組んでいた。と言っても、どちらかと言えば教える方だ。
「お米は、水で洗うんです。あんまり強くすると壊れちゃいますよ」
「こ、こうかなあ?」
 文歌の指示のもと米を洗っているのは、つい最近まで大船の地を独断で守護していた堕天使、ミュゼットであった。
 戦いの中で仲間と、そして自らの力の大半をも喪ったミュゼットは、今は久遠ヶ原に一時的に保護されている格好だった。
「私、まだ生徒になった訳じゃないんだけど‥‥こんなことしてていいのかな?」
「ちゃんと許可は取ってありますから、大丈夫ですよ」
 戸惑うミュゼットを勇気づけるように、文歌は微笑んだ。

「お水が透きとおってきたよ」
「それじゃ、ざるにあけて下さい」

 料理はしたことがないというミュゼットの、危なっかしい手つきを見守る。
 彼女はこれまで身につけていた法衣ではなく、年相応の少女のような服装をしていた。空色の髪はそのままだが、(他に撃退士が多いこともあって)あまり目立たず、一般の受講者にも溶け込んでいた。
「アルグスさんは、退院はしばらくかかりそうですか?」
「本人はもう平気だっていうけどねえ、私が止めてるの。ちゃんと治るまではだめよ、って」
 最後の戦いで重傷を負ったミュゼットの配下、アルグスは同行していなかった。
「今日作り方を覚えたら、明日にでもぜひ、作ってあげてくださいね」
 文歌がミュゼットに教えているのは、お粥の作り方である。
「体力がなくても食べやすいですし‥‥単なる白粥のほかにも芋を入れたり、お茶で炊いたりと色々なバリエーションが出来ますよ」
「アルグス、喜ぶかなあ」
「ミュゼットさんが作ったと知ったら、きっと喜びますよ」

 いつか、今いないものたちの口にも、彼女の料理が届く日が来ることを‥‥文歌は、願わずにいられないのだった。

   *

 さて、料理もそろそろクライマックス、いよいよコロッケを揚げる段階だ。油のはじける小気味良い音が、既にあちこちのテーブルから聞こえてきていた。
「そろそろ適温だよ〜」
 油温を計った焔が、佳澄に告げた。既にコロッケの投入準備は万全である。
「‥‥春苑さん?」
 だが、彼女のすぐ後ろにいたひりょが、最初にその異変に気が付いた。
「春苑、すごい汗だぞ」
 日菜子も気づく。いったん鍋から遠ざけようと、その腕を取ると‥‥。
「ごめん、まだちょっと‥‥無理みたい」
 佳澄はへなへなと力を失って、日菜子の身体にもたれ掛かってしまったのだった。

「うう、せっかく星杜くんたちが、工夫や、応援してくれたのに‥‥ごめんね」
 椅子に座らせると、佳澄の汗は引き、落ち着きを取り戻したようだった。
 炎の出ないIH調理器といえど、彼女のトラウマを完全に消し去るという訳にはいかなかったようだ。
「謝ること無いわよ。よく頑張ったんじゃない?」
 そう言ったのは、聖羅。
「今日はお米をといだし、出汁をとったし──初めてのこと、沢山したでしょう。いきなり全部やれなくたって、少しずつ慣れていければいいのよ」
 初めにも言ったことだけどね、と聖羅は笑った。
「春苑ちゃん、具合悪いの?」
 そこへ、(抜け出してきた)ジェンティアンが声をかけた。
「はい‥‥ちょっと、無理をしすぎちゃったみたいで」
 和紗も、(ジェンティアンの首根っこを掴みつつ)声をかける。
「自分に合った料理を探し、何より楽しむ事です」
「その“何より”が僕出来なかった気がする」
「竜胆兄はまだ終わっていません」
 微笑んだまま言った。
「豆腐料理はどうでしょう。スプーンでも調理できます。次の機会にでも、試してみて下さい」
 そして、和紗はまたジェンティアンを引きずっていったのだった。

「よし、じゃあ残りの行程は俺たちでがんばろうか、川内さん」
「ああ、そうだな。私は火や熱を使うことには慣れているから──まあその、自炊は得意ではないが」
「じゃあ、俺が教えるよ〜」
 ひりょと日菜子が言い合って、焔を伴い再びコンロへ向かっていった。



「どうやら、皆無事に完成したようだね」
 各テーブルの上をぐるり眺めて、歌音は言った。
「さあ、それでは試食してみよう。そこまで含めて料理教室だ」

 
「「いただきまーす!!」」
 全員そろって、賑やかな試食が始まった。

   *

「すごいメニューですね」
「よかったら、味見どうぞ。嫁に持って帰る分はもう別にしたし」
「これ、何の肉です?」「ああ、それは‥‥」

「確かに見た目はそれっぽいけど、よく考えたらメインのおかずが両方ともじゃがいも料理ってどうなの!?」

「よし、炊き込みご飯、ちゃんとお焦げがあるな」
「でも、ちょっとしょっぱい‥‥アシュ、ちゃんと分量通り入れました?」
「リュミエチカさん、自分で作ったコロッケはどうですか?」
「アヤカが作った方が美味しい」
「あら‥‥でも、慣れればもっと美味しく作れますよ」
「煮物、すっごく美味しいよ、ザジテン君」
「はい、圧力鍋、大成功でしたね。‥‥このトオジさんの煮物は、歯ごたえがしっかりあるんですね」
「ええ、そこを楽しむのもおもしろいかな、と。リュミエチカさん、餃子はどうですか?」
「あふい。‥‥でも、美味しい」
「ふふ」
「‥‥なに?」
「いえ。戻ったらまた勉強を頑張らなくちゃな、って思っただけですよ」

「リュミエチカちゃん、料理食べさせて♪」
「そんなあなたに!!! コロッケロシアンルーレット!!!! リュミエチカさんが作ったのも1/5くらいの確率で入ってます!!!」
「‥‥甘いやつ、入ってる?」
「内緒です」
「断固拒否!」
「ジェンは、何か作った?」
「竜胆兄のは、知らないうちに辛くなっている可能性があるのでおすすめできません。リュミエチカには、これを」
「何、これ」
「大学芋です。水飴でコーティングしてありますから、パリッとしていて、甘いですよ」

「その、よかったらコロッケの試食を頼みたいのだが‥‥」
「‥‥ダリアのよりは、美味しい」
「どういう基準だ‥‥?」
「食べてみますか!!? 黒いの赤いの緑のと各種とりそろえておりますよ!!!!」
「どういう‥‥選択肢だ‥‥?」

「老若男女大喜び間違いなし! 夢と浪漫に溢れた贅沢な一品、寿司トースト!! さあ、食べてみてくれ!」
「一人で何を作ってたのかと思えば‥‥はあ」
「何というか‥‥独創的、でいいのか?」
「──あれっ?」
「美味しいね」
「おっ、そうだよな! 見ろ、ちゃんと俺のセンスを理解ってくれるヤツもいるんだぜ!」
「でも、ロビンさんはさっきダリアちゃんのコロッケ(黒)を食べても美味しいって‥‥」
「美味しかったよ?」
「お、おう‥‥そうか‥‥はは‥‥」

「うん‥‥ちゃんと美味しい。途中まで自分で作ったとは思えないよ」
「星杜の指導があったとはいえ、これだけ出来たら十分だと思うぞ?」
「最初から全部一人でする必要はないんだしね。自転車だって、最初は補助輪をつけて慣れていくんだから」
「佳澄ちゃんは慣れてないだけで、教えればちゃんと料理もできるって分かったからね〜」
「えへへ‥‥みんなありがとう。これからも、よろしくね!」

「すごく、賑やかだねえ」
「久遠ヶ原にくれば、これくらいは日常茶飯事ですよ」
「そうなんだ。皆楽しそうで‥‥なんだか素敵だな、って思うよ」

「お疲れさまでした。臨時講師の先生も、クッキー、どうですか?」
「ああ、頂こうか。‥‥しっかり焼けている。紅茶に合うだろうね」






 ちなみに、玉のような男の子が生まれたそうですよ。


依頼結果/参加キャラクター

依頼成功度:普通面白かった!:10人
MVP一覧
 −
重体一覧
 −

ちのうしすうがたかい・
雪室 チルル(ja0220)

高等部2年4組 女 ルインズブレイド
Dancing on the Edge・
陽波 透次(ja0280)

大学部2年9組 男 バハムートテイマー
蒼き覇者リュウセイガー・
雪ノ下・正太郎(ja0343)

高等部3年4組 男 阿修羅
ドクタークロウ・
鴉乃宮 歌音(ja0427)

大学部6年6組 男 インフィルトレイター
legion raid victor・
小田切ルビィ(ja0841)

大学部2年3組 男 ルインズブレイド
ひとを、心を救う・
浪風 悠人(ja3452)

大学部3年11組 男 ルインズブレイド
レミエル様の盾となる・
巫 聖羅(ja3916)

大学部2年11組 女 ダアト
キッチンの魔術師・
星杜 焔(ja5378)

大学部2年1組 男 ディバインナイト
腕利き料理人・
美森 あやか(jb1451)

高等部3年3組 女 アストラルヴァンガード
バラクラバー・
Robin redbreast(jb2203)

高等部2年2組 女 ナイトウォーカー
頑張る人の応援者・
黄昏ひりょ(jb3452)

大学部1年5組 男 インフィルトレイター
リコのトモダチ・
神谷 愛莉(jb5345)

小等部4年1組 女 バハムートテイマー
リコのトモダチ・
礼野 明日夢(jb5590)

小等部4年1組 男 インフィルトレイター
童の仲間・
レティシア・シャンテヒルト(jb6767)

中等部2年1組 女 アストラルヴァンガード
扶桑の枝・
樒 和紗(jb6970)

大学部1年7組 女 インフィルトレイター
悪戯のピエロ・
砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)

大学部3年5組 男 ナイトウォーカー
旅人の誠実な友・
黒羽 拓海(jb7256)

大学部1年9組 男 阿修羅
この想いいつまでも・
天宮 葉月(jb7258)

大学部1年10組 女 アストラルヴァンガード
不死鳥の歌姫・
水無瀬 文歌(jb7507)

高等部3年2組 女 アーティスト
烈火の拳を振るう・
川内 日菜子(jb7813)

高等部3年1組 女 阿修羅
月に群雲、花に風、されど・
ファーフナー(jb7826)

大学部3年7組 男 アカシックレコーダー:タイプA
スプリング・インパクト・
マリア(jb9408)

大学部5年150組 男 陰陽師
215号室の海が好き!・
ザジテン・カロナール(jc0759)

中等部3年1組 男 バハムートテイマー
勇者(RPG的な)・
ダリア・ヴァルバート(jc1811)

高等部3年4組 女 アストラルヴァンガード
北風を身に纏い・
不知火あけび(jc1857)

高等部2年1組 女 鬼道忍軍


依頼相談掲示板

相談卓
雪ノ下・正太郎(ja0343)|高等部3年4組|男|阿修
最終発言日時:2016年10月25日 06:42
挨拶表明テーブル
宝井正博(jz0036)|教師0組|男|一般
最終発言日時:2016年10月24日 23:12
質問卓
水無瀬 文歌(jb7507)|高等部3年2組|女|陰陽
最終発言日時:2016年10月24日 10:03


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