<Wコラム>“割り勘文化”に馴染みなし、あなたは本当に「韓国」を知っている?
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<Wコラム>“割り勘文化”に馴染みなし、あなたは本当に「韓国」を知っている? (参考画像/画像提供:news1)
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●割り勘 日本に来た韓国人が驚くことの一つが「割り勘」ではないでしょうか。会社勤めをすると、特によくわかります。昼食の後、列をなして各自が自分の食べた分を支払う習慣に慣れるまで、かなり時間がかかりました。韓国では誰か一人が全員分を支払い、次の機会に他の人が支払うのが一般的なので、日本の「合理主義」になかなか慣れませんでした。
韓国では「割り勘」はなじまないので、会計カウンターの前でいつも揉めます。「俺が払う」「いや俺が払う」という光景がよく見られます。参考までに、会社の関係者が飲みに行った場合に誰が払うかというと、上司、年長者、誘った者の順です。
昨年十一月、ソウルで同窓会がありました。もう皆年配なので、現役は私を含めて四人でしたが、支払いは会費制でなく当然のごとく収入のある者が出します。四人で分担するのではなく誰か一人が全額支払います。四人が前後して、支払おうとカウンターに行ったのですが、既にその場で一番金持ちの社長が支払った後でした。他の人たちは当然のように受け入れ、特に感謝の言葉はありません。韓国では、これがごく普通のことです。
●もっと韓国を知るためのことば ウリガ ナミガ! 我々は仲間だろう! 慶尚道で流行った仲間意識を強調した言葉で直訳すると、「我々は他人じゃないだろう」。親しみを込めて肩に手を回されて言われたら「うん、そうそう」とついうなずいてしまいますよね。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ) 出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている? 』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
2016年9月18日11時50分配信
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