17日に韓国であった、日本の大学入試センター試験に相当する「大学修学能力試験」。釜山市で受験した一人の女子高校生が、不正行為で退室処分になった。母親が誤って入れた携帯電話が原因だったが、女子高校生は他の受験生を気遣い、韓国市民の感動を呼んだ。
韓国メディアなどによれば、試験中に女子高校生のカバンから携帯の着信音が流れた。母親が弁当を持たせた際、一緒に携帯を入れてしまったという。
韓国では2004年の入試で、携帯メールを使った不正事件が発生。05年から試験場への携帯などの持ち込みが禁じられ、単純な持ち込みは受験が無効になる。
朝日新聞社