宇宙ステーション内部を4K魚眼カメラで探検しよう
地球って、きれいだな…。
今も約400km上空を周回し続ける国際宇宙ステーション(ISS)。さまざまな科学実験の場として利用される同施設では、先日地球に帰還した宇宙飛行士の大西卓哉さんが滞在していたことでも記憶に新しいですね。
NASAがYouTubeに公開している今回の動画は、そんなISSの内部を4Kカメラ+魚眼レンズでグリグリっと探検してみたものです。
動画ではまず、観測用モジュール「キューポラ」から見下ろす美しい地球が現れます。ああ、それにして私たちの生きる地球はなんて美しいんでしょう! こんな光景、人生で一度は見てみたいものです。
その後カメラはISS内を順々に移動しながら撮影するのですが、ちょくちょく右下に現われるマップと左上のテロップで自分の居場所を確認することができます。さらに、テロップには各モジュールの解説も入るので見ているだけで勉強になります。
そしてNASAからの実況中継でおなじみの実験モジュール「デスティニー」を通り、日本によって開発された実験モジュール「きぼう」に到着。他国の実験室よりもなんだか整然と片付けられているように見えるのが面白いですね。これって国民性なんでしょうか?
ISSは延長に延長を重ねて2024年までの運用が決定されていますが、その後についての詳細はまだ決まっていません。一方中国は、独自の宇宙ステーション「天宮」の打ち上げに向けて着実に歩みをすすめるなど、軌道上をめぐる状況は徐々に変化しています。将来的には民間企業への移譲もありうるISSですが、今後はどのように私たち人類に貢献してくれるのでしょうか?
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source: NASA - YouTube, Spaceflight Insider
(塚本直樹)