金メダリストリレートーク
2016年11月30日・中日劇場
歴代五輪金メダリストが集結
社会戦闘機「飛燕」故郷に帰還 各務原で公開始まる太平洋戦争中に岐阜県各務原市で製造された旧陸軍戦闘機「飛燕(ひえん)」の現存する唯一の機体が19日、1年の修復作業を終えて、故郷の同市では初めて、「かかみがはら航空宇宙科学博物館」で公開された。 飛燕は1942年から川崎重工業の前身・川崎航空機工業の岐阜工場で約3千機を製造。特攻や米軍の迎撃に使われた。 展示された機体は44年ごろ、試験機として製造され、米軍が接収後、日本航空協会に返還。86年から知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)に置かれていた。かかみがはら航空宇宙科学博物館を運営する各務原市が展示を希望し、故郷へ帰還することに。 収蔵庫で機体を15点に分けて展示。組み立てると全長約9メートルで幅約12メートルになる。修復は川崎重工業の岐阜工場で行われ、なくなっていた操縦席の計器やラジエーター(熱交換器)が復元された。塗装は製造当時の、銀色のアルミ合金がむき出しだった状態にした。 会場を訪れた愛知県あま市、会社員篠原功さん(41)は「実物を間近で見ると思っていたより大きく、素材も分かって迫力があった」と話した。 飛燕は来年秋まで公開。改装工事中の博物館がリニューアルオープンする2018年3月から、組み立てられた機体として常設展示される。 (中日新聞)
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