一人夜勤時に便意が襲ってきた場合、肛門を保護しつつ爆速でうんこする方法

洋式トイレ

どうしてもエスプレッソが飲みたくて車でドトールまでやってきましたが、読む本がありません。しかたないのでエントリでも書いてひまをつぶすことにします。

と思ったけど書く内容がないので、一人夜勤のときに便意が襲ってきた場合に、肛門を保護しつつ爆速でうんこする方法でも書こうかと思いましたが、実はそんなもんはありませんでした。すいません。もしこれが書ければ、非常にお役立ちなので年間でも有数のブクマ数を稼いで今年のブクマランキングにさっそうと登場する予定だったんですが、非常に残念です。

釣られた!と思って腹立ちまぎれにタブ閉じてどこかへ行こうとする人を引き止めるために、いちおー一人夜勤時の話なんかしようと思います。まあ思いつくままに書くので大した内容じゃないと思いますけど(例によってなに書くかなんて考えてない)。

さて、現在のところコンビニ各社は原則として一人での深夜勤務を禁止しております。特に危険時間帯として、深夜の1時から5時の一人夜勤は厳重に慎むべし、ということになっております。うちの店も原則として一人夜勤はなくそうとしているんですが、なにせ年間365日24時間営業でやってて、しかもアルバイト中心の雇用形態となると、どうやっても隙間というのはできてしまうものであります。実際のところ、確実に夜勤を二人にしてシフトを埋めようと思うのなら、せめて2.5人分くらいのシフトの余裕は欲しい。そうでないと急な病欠や用事なんかに対応できないからであります。そしてそんな人件費の余裕はねえよ、というのが大方のオーナーの正直なところではないでしょうか。

そんなわけで、どうしてもシフトが埋まらない場合、せめて俺自身が一人で夜勤をやります。断言してもよろしいですが、バイトに一人夜勤をやらせたことはオープン以来一度もございません。

ふだん二人でやっている仕事を一人でやるのだからさぞ忙しいかと思いきや、もうそういうときはなにもかも諦めているので、清掃業務その他はばっさりと諦めて切り捨てます。なので、仕事そのものはそう大変ではありません。つーか勤務中についったーでああでもねえこうでもねえとくだらねえ妄想を垂れ流すくらいの余裕はあります。雑誌だって読んじゃいます。

というわけで、実のところ、人と過ごすことそのものがストレスの原因になる俺にとって、一人夜勤というのは実に気楽で気分のいい状態です。今後一ヶ月くらいの大雑把な計画たてたりとか、そういうことって家ではまずやらないので、こういうときに集中して考えたりします。傍から見れば鼻くそほじって呆然としてる哀れなおっさんがいるようにしか見えないでしょうが。俺は本を読んだり考えごとをして集中しているとき、本当に集中しきっていることが多くて、よだれが落ちて我にかえるとかよくあります。萌えますか、萌えませんか。

そんな気楽な一人夜勤ですが、いろいろピンチなときもあったりします。

まず代表的なものが便意です。もちろんシフトの前には最大限の用心をしていて、うんこなんかはがんばってしておこうと思うのですが、そこはいくらがんばってぎゅっと目を閉じて42歳おっさんのせつない赤ら顔でがんばっても出ないものは出ないことが多い。むしろそれによって肉体が「うんこなのかな?」と思って便意だけが遠いさざなみのように体の深奥でざわざわと秘めた恋心のような波動を生み出すこともしばしばです。もともと生活にリズムなんてものは存在しませんので、朝起きてうんことかそういうリズムはいっさいないのです。これで便秘ひとつしないのですから、頑健な肉体というのはありがたいものだと思います。

さらにやばいのは尿意です。

ここ数年、尿間が短くなりました。

なぜここでこんな無意味なフォント芸を繰り広げているのかというと、ほかのおっさんたちの共感を無理やり引き出すためです。どうだ。共感しろ。わかるだろ。尿意が痙攣的に襲ってくる頻度が上がるんだよ。いま恋に悩んでる若者も、ネトウヨやって吹き上がってる若者も、すべて40歳越えたら尿間短くなるぞ。それが人間の摂理だ。どんな高尚な悩みも高邁な理想も尿意の前に跪くぞ。どんなイケメンだって40越したらショートストロークおしっこヒューマンの完成だ。ひどい語感だ。

まあ、着弾点がまったくわからない無駄な散弾銃はどうでもいいんですが、現実問題としてこれはきついです。この「だんだんと尿間が短くなる」というのが曲者で、もし尿意が襲ってきたとしても「だいたい我慢できる時間」というのを見積もりながら仕事をしているわけです。たとえば朝5時ですか、当店ではすでに早起きのご老人たちがけっこう来店するんですが、このタイミングで尿意が襲ってきた場合に「6時になったら早朝の子が来るから、それまで我慢すればいい」という目算が成立する。この目算が狂うのです。早朝5時40分。

「が、がまんできるはずだったのにぃ……」

そこにはおしっこ我慢しつつ健気に笑顔を浮かべて接客するおっさんがいます。おまたももじもじしているかもしれません。そんなときに限って常連のじいさんが無駄に長話を開始する。いいから。せめて座らせてくれ。座って尿道を圧迫すれば少しは耐えられるかもしれないじゃないか。いやおまえの血糖値の話まじどうでもいいから。だいたいほら「糖尿」とか「尿」の字入ってる話すんな。肉体と精神は連動しているんだ。脳に「尿」の字が入力されたら液体になって陰茎から出ちゃうかもしれないじゃないか。やめろ、人類よ、こんなことは。

そんなこんなで俺は学習したのです。深夜にちょっとでも尿意を感じたらすぐにトイレに行くことを。4時を過ぎたら早起きの老人たちの来店が始まります。それまでに確実に一度はトイレに行っておく。だいじです。すごいだいじです。

あと心がけていることとしては、深夜に麦茶をがぶ飲みしないことだなあと思いました。あとコーヒーやばいです。俺は仕事中は常にマグカップにインスタントコーヒーをいれてあって、ヒマがあったらそれ飲みつついっぷくする、というスタイルで仕事をしていますが、コーヒーにはおしっこ促進作用(なぜ利尿作用と素直にいえないのか)が確実にあります。それゆえ、一人夜勤時のコーヒーは可能な限り慎む必要があります。

とはいえ、そこには別種の問題があります。

コーヒーの覚醒作用というものが、俺みたいな中毒者に対してどれほど効果があるのかはわかりませんが、飲んでないとなんとなく眠気がやってくる気がします。特に俺は昼間にあまり眠れない(夜はわりと爆睡できる)ので、夜勤のときはたいてい寝不足の状態です。夜勤が二人いれば「ちょっと30分だけ寝させて」ということが可能なのですが、一人ではそれもかないません。さらに俺はわりとどこででも寝る人間です。スイッチが切れたかのようにとつぜん眠りに落ちることもよくあります。いちばんひどいときには、レジ打ってる最中にとつぜん意識が消えてヒザがガクッとなったことがありました。

いちばん眠い時間帯は朝方の4時とかそんなもんなのですが、その時間帯にパンの納品がやってきます。前に一度、パンの陳列をしつつ、そのまま売場で寝落ちしていたことがありました。下から二段目の棚、ちょうどメロンパンのあたりですが、そこに手を突っ込んだまま寝落ちしていたのです。いったい何分寝ていたのか、そのときは常連の兄ちゃんが「ちょっと店長、店長」と起こしてくれました(フラグ)。

結果として起こしてくれたから笑い話で済むものの、これで寝たままだったらどうなってたのかと思うとちょっと怖いものがあります。

と、ここまで書いたところで隣の席に若い兄ちゃんが座りまして「昨日、愛してるってメール送ったんすよ。そしたら話がこじれちゃってー」とか話しはじめて鬱陶しいことこのうえないのでこのへんで切り上げて帰ろうと思います。こじれるだけの恋愛関係あってよかったな。海に沈め。

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