韓日軍事情報協定推進  国防部「大統領府の指示ではない」

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は17日の定例会見で、記者から韓日が仮署名した防衛秘密共有のための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の推進は青瓦台(大統領府)の指示によるものかと尋ねられ、「そうではない」と否定した上で「関係官庁との十分な協議を経て国防部が建議し、国家安全保障会議(NSC)で決定した」と説明した。一部韓国メディアは国防部がGSOMIA推進を建議したのではなく、同部が推進の可否について指針を示してほしいと青瓦台に要請し、朴槿恵(パク・クネ)大統領がGSOMIAの推進を決定したという趣旨の内容を報じた。

 GSOMIAをめぐっては、日本が歴史認識問題に対し従来の立場を変えていない状況で韓国が日本と軍事協力を行うことは不適切だとする指摘が多いが、政府は14日の仮署名に続き、締結を急いでいる。

 文報道官は、記者から国防部がGSOMIAの推進をどう建議したか問われると、「私が答える事案ではない」と回答を避けた。

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