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保育士が目を離したすきに転落か

事故現場のイメージ

福岡・南署、業務上過失傷害容疑で家宅捜索

 福岡市南区の認可保育所「こばと保育園」で1歳7カ月の男児が排水溝に頭を突っ込み、意識不明の重体となった事故で、園の保育士が目を離したすきに男児が排水溝にはまった可能性があることが関係者への取材で分かった。保育士は事故に気付く約10分前まで男児の所在を確認していたという。福岡・南署は17日、安全管理を怠った疑いがあるとして業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索した。

     関係者によると、男児は0歳児クラスに通っており、子供9人を保育士3人で担当していた。男児は午後2時半前に昼寝から目覚め、保育士は午後2時40分ごろ男児がいることを確認していた。その後に行方が分からなくなり、午後2時50分ごろ排水溝に頭を突っ込んで動かなくなっているのが見つかった。

     排水溝には通常、プラスチック製のふたが付いているが、外れて男児の横に置かれていた。以前はふたの上に土のうを載せて動かないようにしていたが、最近は載せていなかったとみられる。また園児が園庭に出る際にはふたが閉まっているかを職員が確認していたが、事故があった14日は雨が降って園児が室内で遊んでいたため、ふたの状態を確認していなかったという。

     同署は、家宅捜索で名簿や出勤簿など業務に関する書類などを押収。同時に現場検証も実施し、当時の詳しい状況などを調べた。【佐野格、宗岡敬介、志村一也】

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