紅葉狩り、もどき。
どんなに時間に余裕が無くて忙しくても、どんなに追い詰められいて心に余裕が無くても、紅葉はやってくるのだから、楽しみたい。
時間が無いけれども朝食を食べたいときに立ち寄ろと考えていた市ヶ谷駅のホーム上にある大江戸そば市ヶ谷店。
もちろん日本レストランエンタプライズの経営で、あじさい茶屋、大船軒、奥多摩そばも同系列です。
店内は10人ほどの立ち食いスペース、奥に壁向きのカウンター席、やや広めの厨房スペースでは女性店員さんがそつなく調理をされています。
メニューの説明は省きますが、季節々々で限定メニューが販売されるので、季節に一度くらいしか伺わない私はここ数年、限定メニューしか食べていません。
「お蕎麦で」と言葉を添えて食券を渡し、待つこと一分程度で紅生姜入り冬野菜天そば430円、SUICAだと390円。
関東の紅生姜は必ず刻んでありますが、それでもこうして天ぷらとして頂くと美味しいです。
かき揚げは美味しいのですが、お蕎麦と蕎麦つゆが残念なことに好みではなく、それでも背に腹は代えられません。
美味しくいただいてご馳走様でした。
お昼を食べ損ない、客先へ移動しても打ち合わせ、打ち合わせが終わったので木曜日だし軽く飲むかと。
十割蕎麦さ竹@新宿、新規開店した直後は週一以上は立ち寄っていたのですが、今は昔。
券売機は入口近くに二台あるだけ、現金での追加注文は受け付けていないようで、初めからコース分の食券を買うか、店内を行き交うお客さんを避けながら追加で食券を買うスタイルです。
先ずは生ビール150円で、今夜は新宿で一人お疲れ様会。
ビールはそんなに得意ではないのですが、一杯目はやっぱりビールだなぁと。
一杯の値段が破格ですが、一人二杯までの制限があります。
アテにお願いした季節の野菜てんぷら盛合わせ250円。
サツマイモやカボチャなどの天ぷら、もり汁は用意されずにお皿に塩が用意されています。
ビールはとっくに飲み終わっているので、日本酒150円を合わせてみました。
さて、もりそば(冷)330円、店内に用意された電動の石臼挽きで店内製粉、電動の製麺機で店内製麺されています。
いわゆる十割蕎麦、歯ごたえはかなりの硬さ、新そばなので独特の香りがします。
私は好きですけどね、ご馳走様でした。
お蕎麦で〆たので、ラーメンでも〆たくなって鵺(NUE NOODLE DINING)@中野(中野区中野)へ。
2015/4/16オープン、店主さんは麺彩房本店の出身。
鵺の由来は「夜に鳥(鶏白湯)」からだそうですが、そもそも初めっから昼営業してますし。さらに鵺って「サルの顔、タヌキの体、トラの手足、尾はヘビ」な「つかみどころのなく、正体がつかめない人物、物事」の揶揄なのに、一本筋が通った分かりやすいラーメンですし。
店舗はカウンター・バーの居抜きですので、足が地につかないハイチェア、背中のスペースがかなり狭くて、色々と気になります。
そのハイチェアによじ登って、ラーメンを注文しようとして目の前のボトル棚を見上げると、世界のシングルモルトウイスキーがズラリ。
マッカラン、ラフロイグ、ボアモアに始まって、山崎とシングルモルトウイスキー、さらに焼酎は唐変木など、かなり個性の強い銘柄が揃っています。
ラーメン止めて、1、2ショット飲むのも悪くないかなと値段を聞いたら格安、「随分と良心的ですね」と返すと「製氷機の氷なんです」と。
閑話休題、ハイチェアは8脚、メニューは鶏白湯スープのみで、温麺とつけ麺、トッピングバラエティ。
卓上にはブラックペッパー、酢、一味唐辛子が用意されていました。
客席から厨房が丸見えですが、後から設えたとは思えないほどカウンター内の水場にぴったりとはまっている調理器具、本当にバーの居抜きでしょうか。
程なくして鶏白湯そば(並140g)730円、焦げ茶のテーブルに真っ白な丼ぶりが映え、真っ白な丼ぶりの中には薄い焦げ茶のスープ。
鶏一本と感じた鶏白湯スープは、王道ど真ん中の旨味、甘味が複雑に入り混じった味わい、優しめの醤油ダレがいい感じで混ざっています。
目をつぶって食べても間違いようのない大成食品の中太麺、この狭い厨房で火力が十分ではない調理器具であっても、麺の美味しさを最大限に活かされています。
チャーシューはバーナーで炙ってあり、味付けされたメンマ、青ネギ、板海苔。
改めて鶏白湯スープは美味しいだよと教えてくれるラーメンですね。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。