お参りにいろいろまわらせて頂く中で時々「いい香りのお線香って何かありませんか?」って質問を頂くことがあります。
一般の家の方は頂き物の線香をお供えすることも多く、なかなかこれだ!というものに出会いにくいそうですね。
しかも1箱買ってしまうと使い切るまでに時間がかかって、次のを買うころには何が良かったかよくわからなくなるというパターン。
そこで、お坊さんとしてお線香もたくさん使ってきましたから、実際に自分が使って人に勧められるものを紹介したいと思います。
お坊さんのオススメする線香
お線香はものすごくたくさん種類があるので、これから紹介するもの以外にももちろん素晴らしいお線香があります。
この記事では
- 実際自分がお供えしたり使ったことのあるお線香であること。
- 煙の刺激が強くなく、きちんと「香り」が広がり喉や鼻にしみにくいもの(個人の感想として)
- amazon・楽天市場でも購入することができるもの。
- その中で人に勧めてもよいなと思ったもの。
という条件にそって紹介します。
ただ、香りの好みは人によって様々ですので、品質が良く、値段が高いお香でも香りが好みじゃないという問題は絶対に発生しますので、あくまでも選ぶ参考にしてくださいね。
みのり苑風韻シリーズ
風韻 沈香
天然の香木のみを材料につくられているみのり苑の風韻シリーズ。
この「風韻沈香」は沈香の香りがしっかり感じられるお線香です。
値段と香り、内容量のバランスがよく、ちょっといいお線香使って見ようかしらという方が入りやすい商品ですね。
香りの印象は落ち着いた渋い感じで、甘い華やかな香りが好みの方はイマイチかもしれません。
▼1本あたり約31円。100g箱だと1本あたり約26円。
風韻伽羅
風韻シリーズでも最高級の伽羅。
沈香に比べて甘みと香りの広がり方が強く、1本お供えしただけでも3日ぐらい部屋に奥ゆかしい残り香が感じられます。
値段は高めですが、少量ずつ使っても十分にいい香りが楽しめますので、ぜひ一度はためしてもらいたい1品。
檀家さんのところへお参りに行くときに持参してお供えさせてもらうのですが、家の方が気に入って自分で購入される率が1番高いお香ですね。
いきなり大箱を買うのは気がひけるという方は、白檀・沈香・伽羅が少しずつ試せる「お試しセット」もいいかもしれませんね。
松栄堂「芳輪シリーズ」
このシリーズはお線香というより「お香」というイメージが強いと思いますが、「お線香・お香」は香りが1番大事ですから仏事に使ってお供えして頂いても何も問題はございません。
スティックタイプとなっており1本でもかなり香りが広がります。
部屋のサイズにもよりますが普段使いなら半分とか3分の1ぐらいづつ使われてもいいかもしれません。
堀川
和風のお店などでは玄関のお香としてよく使われていますね。
数年前に値上がりしてしまったのが残念です。
白檀の香りをベースにした甘い香りですが、甘ったるすぎない非常に多くの方が好感をもたれる香りだと思います。
香りから連想するイメージは「花」感があります。
▼80本入りで1本あたり約37円。20本入りだと1本あたり約50円。
元禄
同じ白檀という香木が原料ですが、堀川に比べて少し香りに落ち着きがありますね。
香りから連想されるイメージは「木や植物」という印象です。
山田松香木店「縹風」
品のある透き通った沈香の香りの中に、甘さと独特の清涼感を感じます。
パッケージの水色のイメージに影響されているのかもしれませんが、さわやかさをともなった「青い」とか「みずみずしい」いう印象の香りです。
落ち着いたどっしりとした沈香の香りというよりは軽やかさを感じる香りですね。
▼一把は約100本入りで、1本あたり約41円です。120g入りの箱で買うと1本あたり約33円。
山田松香木店「鳳城」
このレベルになると、普段使いはできない高級線香になります。
その分香りの広がり具合はすさまじく、他に例えようのない奥ゆかしい香りが部屋いっぱいに広がります。
部屋に残る香りの持続性も高いです。
何か特別な時や贈り物などにどうぞ。
・・・しかしこれamazonで買えちゃうのが驚き。
お坊さんのすすめるお線香まとめ
ここでご紹介したお香は仏さまにお供えする線香としてはもちろん、リラックスや部屋の香りとして使えるお香ばかりです。
というよりも、そもそも尊い方にお供えするお香が臭いものと思われてるのが問題なのですが・・・
線香の作法の記事でも書いていますが、お香を供えるにあたって何より大切なのは香りです。
敬意と感謝の心で香りをお供えし、お参りに来られた方やその部屋で過ごす方が心地良い気分になるお香をお供えするのが重要なことです。
まだまだ世の中にはすばらしいお香がありますので、試してみて良かったお香はこの記事に追記していきますのでお楽しみに。

