震災いじめ 学校が親に“現金持ち出し”伝えず(2016/11/16 01:26)

 福島の原発事故で横浜市に避難した少年がいじめにあった問題で、同級生が遊ぶ金を支払うため、少年が家から現金を持ち出していたことを学校側が把握していたにもかかわらず、少年の親に連絡していなかったことが分かりました。

 福島第一原発の事故で横浜市に自主避難した男子生徒(13)は、避難先の小学校で2年生から5年生の間、名前に「菌」を付けられて、からかわれたり暴力を振るわれるなど、いじめを受けていました。15日、男子生徒の弁護士が会見を開き、いじめの行為の具体的な内容について改めて説明をしました。弁護士によりますと、男子生徒は同級生から「賠償金があるだろう」などと言われたうえで、同級生らとゲームセンターで遊んだ際、その代金の支払いを負担させられていました。家にあった親の金を持ち出して、一回につき約10万円、これまでに150万円ほどを支払ったということです。学校は男子生徒が家から金を持ち出していることを把握していましたが、男子生徒の親に対してそれを伝えなかったということです。市の第三者委員会は、学校側の対応について「生徒への配慮が足りない」「教育の放棄に等しい」と厳しく非難する報告書をまとめていて、今後、市は事実関係について調査する方針です。また、弁護士は男子生徒の手記を公表しました。手記のなかでは「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだから、つらいけどぼくはいきるときめた」と苦しい胸の内がつづられていて、「自主避難している他の子の励みになれば」という男子生徒の想いから、公表されることになったということです。

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