韓国・朴槿恵大統領の聴取日程定まらず 検察側との駆け引き続く

11/16 11:52
韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)容疑者らをめぐる事件では、朴大統領の聴取の日程が定まらず、検察側と大統領側との駆け引きが続いている。
聴取の時期をできるだけ遅らせ、検察による調査の行方を見極めたい大統領側と、世論を味方に、早期の聴取に踏み切りたい検察側。
双方が、ぎりぎりの「綱引き」を続けている。
15日、朴大統領の弁護士が、「物理的に不可能」と、聴取の延期を要請し、「書面調査」が望ましいと示したことについて、韓国メディアは批判的で、「時間稼ぎ戦略」だと非難している。
特に、朴大統領が「女性であり、私生活もある」と述べた部分については、「女性である前に大統領だろう」とバッサリ斬り捨てた。
大統領側としては、崔容疑者の起訴状で、「共犯」と認定記載された場合、退陣への圧力が、さらに高まることを避けたい狙いがあるとみられる。
一方、検察側は、今週末の崔容疑者の起訴前に聴取し、起訴状に反映したい意向は変わらず、「きょうが駄目なら、あしたでも」とプレッシャーをかけている。
週末には、50万人規模のデモが再び予定されているほか、野党も、大統領退陣までは運動を展開するとしていて、崔容疑者らの起訴までに、朴大統領の聴取が実現するかは、こうした世論の動向にも左右されるとみられる。

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