2016年11月16日、日本政府観光局が発表した10月の訪日外国人客数は前年同月比16.8%増の213万6000人と、10月として過去最高だった2015年10月の182万9000人を超えた。また、これまでの単月過去最高である2016年7月の229万7000人に続き、単月としても過去2位を記録した。この結果、1月〜10月の累計は前年同期比23.3%増の2011万3000人と初めて2000万人を突破した。
国地域別では、中国50万6000人(前年同月比13.6%増)、韓国44万9000人(同21.2%増)、台湾35万4500人(同3.2%増)、香港12万9000人(19.3%増)の順。
10月の訪日外国人客数が増加したのは、中国の国慶節やアジア圏の長期休暇などに加え、クルーズ船の寄港増加や航空路線の拡大・増便、日本国内における国際会議・イベントの開催が増えたためと見られる。(八牧浩行)