蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【スポーツ】[高飛び込み]板橋美波、女子で唯一の大技決め3位2016年11月18日 紙面から
◇水泳アジア選手権水泳のアジア選手権は17日、東京辰巳国際水泳場で競泳、飛び込み、シンクロナイズドスイミングを行い、女子高飛び込みではリオ五輪8位入賞の板橋美波(16)=JSS甲子園=が女子では世界でただ1人の大技「前宙返り4回半抱え型(109C)」を成功させ、3位表彰台を決めた。 世界で自分だけが見ている景色を、板橋は入水までのわずかな時間で体を回転させながらしっかりと目に焼き付けた。「10点満点で言えば8点ぐらい。もうちょっと上手にできたかなと思う。完璧ではなかったけど、無事に決められて涙が出た」。4種目目の109C、全選手の全演技で最高点となる83・25点をたたき出し、安堵(あんど)の涙と笑顔を見せた。 「自分にしかできない特別な種目」と言い切る109C。だが特別な種目をリオ五輪では挑戦することすらできなかった。「オリンピックの練習で感覚がおかしくなった。怖くなって全く飛べなくなった」。代名詞でもある種目を披露できなかった悔しさと不安を残して初めての五輪を終えた。 封印を解いたのは今大会直前。「東京五輪を見据えての演技。これからは自分たちが引っ張らないといけない」。不安は引きずったままだったが、試合前はイメージトレーニングを繰り返し「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせ、そして昨夏の世界選手権以来約1年4カ月ぶりに成功させた。 「109Cは今後も使っていく。この種目をきっかけにたくさんの方に飛び込みを知ってほしい」。世界で唯一の技を武器に、4年後のメダルへ挑み続ける。(川村庸介) PR情報
|