ニュージーランド議会 TPP関連法案を可決

ニュージーランド議会 TPP関連法案を可決
ニュージーランドの議会は15日、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の承認手続きを終え、担当閣僚は「国際貿易の自由化に向けて決意を示したものだ」と歓迎しました。
ニュージーランドの議会は15日開かれた本会議でTPP=環太平洋パートナーシップ協定の関連法案について採決を行い、与党などの賛成多数で可決し、議会での承認手続きを終えました。

ニュージーランドはTPP協定のもとになった「P4協定」と呼ばれる経済連携の枠組みを創設した国の1つです。

承認を受けてマクレー貿易相は声明を出し、「国際貿易の自由化に向けてニュージーランドの決意を示したものだ」と歓迎しました。

ただ、TPPは、アメリカでトランプ次期大統領が離脱に言及していて、来年1月までのオバマ大統領の任期中に議会で承認を得るのは極めて厳しい状況になっています。

マクレー貿易相は声明の中で「アメリカの次の政権には貿易問題について十分検討してもらう必要がある」として、トランプ新政権に熟慮を求める構えです。